近年、米の価格が急激に高騰しており、消費者の家計に大きな影響を与えています。特に2024年から2025年にかけては、スーパーで「5キロ5000円」といった異常事態も見られSNSでも大荒れです。なぜ米の価格がここまで上昇したのか、そしてこの高騰がいつまで続くのかを解説します。
米が高くなったのはなぜ?価格高騰の主な理由
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米価格の高騰にはいくつかの要因が関係しています。
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コロナ禍の影響からの回復や、インバウンド需要の増加により、米の消費が増えたことは確かです。
【猛暑で価格高騰】「平成の米騒動以来」コメ品薄、業者や消費者の間に困惑広がるhttps://t.co/nEB6udND4I
— ライブドアニュース (@livedoornews) July 27, 2024
買い占めが起きないよう購入を制限するスーパーも出てきたという。価格は上がり続けており、インバウンド(訪日客)の回復による外食需要の増加が拍車をかける。 pic.twitter.com/1nLg0vEbMZ
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2024年の夏からもうすでに『令和の米騒動』と言われて久しい…まだ解消しない現実。
現在の米価格はどれくらい?過去との比較
年度 | 5kgあたりの平均価格(円) |
---|---|
2020 | 2000 |
2021 | 2200 |
2022 | 2500 |
2023 | 3000 |
2024 | 4500~5000 |
このように、2024年には米価格が異常なまでに上昇していることがわかります。
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わずか2年ほど前の2022年と比べるとほぼ2倍!?
政府の対応は?備蓄米放出の影響
政府は価格高騰を受け、2025年2月に備蓄米の放出を決定しました。
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しかし!!懸念や現状打破の見通しが不透明なため、矛先は『農水省』へ批判殺到。SNSもこの政府の対応に炎上が見られました。
スーパーのコメが「5キロで5000円」の異常事態に…「新米が出回ればコメ問題は解決」と繰り返してきた「農水省」に批判殺到https://t.co/3pbPmZCMrz#デイリー新潮
— デイリー新潮 (@dailyshincho) February 9, 2025
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新米が出回ればこの高騰は落ち着く、と見通しを立てていた農水省。
今後、米の価格はどうなる?いつまで高騰が続くのか
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米は主食。物価高で家計はやりくりが大変。見通しが立たないのは今後が不安…
米価格の高騰が収まるかどうかは、以下の要素によるものと考えられます。
- 2025年の新米の収穫量:天候が安定し、豊作であれば価格は落ち着く可能性。
- 政府の追加対応:さらなる備蓄米放出や価格調整策が取られるか。
- 消費者の購買行動:買いだめが続けば、価格は下がりにくい。
現状では、2025年秋の新米シーズンまでは高値が続く可能性が高いと見られています。
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は?2025年の新米って秋!それまで高値が続くの??
日本には、新米が登場するシーズンが2つあります。
- 早場米: 早場米は、通常の新米よりも早く収穫されるお米で、主に6月から8月にかけて収穫されます。特に、鹿児島県南さつま市や千葉県、埼玉県などが早場米の主要な産地です。これらの地域では、台風シーズン前に稲刈りを済ませることができるため、早く市場に出回ります。
- 通常の新米: 通常の新米は、9月から10月にかけて収穫されるお米で、全国的に広く栽培されています。この時期に収穫されるお米は、一般的に「新米」として販売され、消費者にとっては待ち望まれる時期となります。
早場米は、特に早く収穫されるお米のことを指し、日本のいくつかの地域で生産されています。以下は、主な早場米の産地です。
地域 | 早場米の品種 | 収穫時期 | 特徴 |
---|---|---|---|
千葉県 | ふさおとめ、ふさこがね、粒すけ | 8月中旬から | 代表的な早場米の産地 |
鹿児島県 | 超早場米 | 7月中旬頃 | 台風の影響を避けるため早めに収穫 |
高知県 | 多様な早場米の品種 | 早期収穫 | 温暖な気候を利用 |
佐賀県 | コシヒカリ | 8月半ば | 早場米の生産が盛ん |
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鹿児島県の南さつま市などでは、超早場米が生産されており、7月中旬頃に稲刈りが行われます。
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梅雨明け前後までは超早場米でも待たないといけませんね!
消費者ができる対策とは?賢い買い方のポイント
米の高騰が続く中、少しでも負担を減らすために以下の対策を考えましょう。
- ふるさと納税を活用する:お得な返礼品として米を選ぶ。
- ネット通販の定期購入を利用:価格が固定されている場合が多く、安定した供給を受けられる。
- 代替品を検討する:パンやパスタなど、他の主食と組み合わせて消費量を調整。
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我が家はふるさと納税返礼品、定期便を利用しています。
コメの専門ネット通販
まとめ
米価格の高騰は、天候不順や政策の遅れ、需給バランスの崩れなど複数の要因が重なって起きています。政府の対応が進む中でも、短期間で価格が大きく下がることは期待しにくい状況です。消費者としては、適切な買い方を工夫しながら乗り切ることが重要です。