東大阪大柏原高校とは?甲子園出場校の場所・偏差値・野球部の実力を解説

東大阪大柏原高校とは? 2025夏・大阪代表 甲子園出場校 場所・偏差値 野球部の実力を解説 スポーツ

大阪高校野球界に大激震!2025年夏の甲子園出場をかけた大阪大会で、名門・大阪桐蔭を破ったのは東大阪大柏原高校でした。しかも延長タイブレークの激戦の末に勝利し、2011年以来14年ぶりとなる夏の甲子園出場を決定。

とはいえ、「東大阪大柏原ってどんな高校?」「どこにあるの?」「野球以外は?」と思う人も多いのではないでしょうか。この記事では、甲子園出場で一躍注目を集めた東大阪大柏原高校の基本情報や野球部の強さ・学校出身の有名人まで、わかりやすく解説します!

東大阪大柏原が大阪代表に!大阪桐蔭を破る快挙で甲子園へ

2025年夏の大阪大会で高校野球ファンを驚かせたのは、東大阪大柏原高校の大金星。名門・大阪桐蔭高校との決勝戦を延長タイブレークの末に制し、14年ぶり2回目の甲子園出場を決めました。

大阪桐蔭を夏の大阪大会で2度破った唯一の高校という快挙を達成した東大阪大柏原。2011年の初出場時には、現ロッテの石川慎吾選手を擁し、当時の大阪桐蔭のエース藤浪晋太郎投手(現DeNA)を撃破しています。まさに“桐蔭キラー”の異名にふさわしい存在です。

実は、夏の大阪大会決勝で大阪桐蔭を2度倒した高校なんです。

また、指揮を執るのは元オリックス・巨人の捕手だった土井健大監督。

高校時代は履正社に在籍しながら甲子園とは無縁だっただけに、今回の出場は本人にとっても初の「聖地」となります。

土井健大監督 プロフィール

  • 大阪・履正社高校出身
  • 高校卒業後、2006年のプロ野球ドラフトでオリックス・バファローズから指名を受け入団
  • プロではオリックスに加え、読売ジャイアンツでもプレー
  • 現役引退後、野球指導者としての道へ
  • 2018年秋より、東大阪大学柏原高等学校の野球部監督に就任

選手として甲子園を経験していない土井監督が、どのような采配でチームを導くのか、注目が高まっています。

▼土井健大監督が率いて4年目の夏を報じるSNSの記事


東大阪大柏原高校とは?場所はどこ?アクセスと系列校

東大阪大柏原高校とは?場所や歴史をカンタン紹介

東大阪大学柏原高等学校は、大阪府柏原市にある私立高校です。学校名に「東大阪」とついていますが

実際には柏原市・八尾市・藤井寺市の境界近くに位置し、通学にも便利な立地です。

もともとは女子校としてスタートし、その後共学を経て現在は男子校として運営されています。

かつての校名「柏原高等学校」で親しまれていた時期もあり、今でも「柏原高校」と呼ばれることもあります。

東大阪大柏原高校は、その名前から「東大阪市にある」と思われがちですが、実際には大阪府柏原市にあります。最寄り駅は複数あり、JR大和路線・近鉄大阪線・近鉄南大阪線などを使って通学できます。

  • 「柏原」駅(JR・近鉄道明寺線)から徒歩15分
  • 「志紀」駅(JR)から徒歩15分
  • 「堅下」駅・「法善寺」駅(近鉄大阪線)から徒歩20分
  • 「八尾南」駅(大阪メトロ)から自転車15分程度

母体は「学校法人 村上学園」

運営母体は、東大阪大学や短期大学、敬愛高等学校などを擁する学校法人村上学園。1940年創立という歴史ある学園グループです。

地域に根ざした教育を展開しながら、キャリア教育やスポーツにも力を入れた学校です。

系列校の学校は下記のとおりです。

  • 東大阪大学
  • 東大阪短期大学
  • 東大阪大学敬愛高等学校
  • 東大阪大学付属幼稚園

などがあります。


偏差値や学科構成は?進学・就職に強い6コース制

東大阪大柏原高校は私立の普通科高校で、6つの多様なコースを設置しています。偏差値の目安は以下の通りです。

コース名偏差値
アドバンストコース(進学型)40
キャリアアップコース38
キャリアアシストコース36
キャリアスポーツコース35
調理コース38
美術コース38
参照:みんなの高校情報

※偏差値は、模試実施団体が公表しているデータをもとにした目安、となっています。年度や試験により変動があり、学校の良し悪しや価値を示すものではありません。

2023年には新たに「キャリアスポーツコース」も設置され、部活動と勉強の両立を図る教育方針が強化されています。

指定校推薦枠は300以上あり、進学にも強く、約5割の卒業生が4年制大学へ進学。関西大学・近畿大学・桃山学院大学・大阪産業大学など、地元の私立大学に加え、関東のGMARCH(早慶上智・明治・東洋)へ進む生徒も。

2025年度 難関大学合格者数
GMARCH
1人
関関同立
3人


スポーツが強い高校!野球部だけじゃない全国レベルの部活

今回の野球部の快進撃で注目を浴びた東大阪大柏原高校ですが、実は他の運動部も強豪揃いです。

  • 野球部:2011年に甲子園初出場、2025年に2度目の出場
  • バドミントン部:全国大会出場経験あり
  • 陸上競技部:全国大会出場
  • 日本拳法部:全国レベルの成績を誇る

特に、野球部は新校舎の完成(2016年)やトレーニング施設の整備など、ハード面の充実が強さを支えています。

野球部に関わらず、さらに、アスリート寮の整備も進んでおり、2021年には学校公式YouTubeで紹介もされました。スポーツコース(および一部アドバンストコース)に在籍する以下の9つの強化部・準強化部の生徒が入寮可能です。

スポーツコース(&一部アドバンストコース)に所属する 9つの強化部&準強化部
「硬式野球部、空手道部、サッカー部、バドミントン部、  陸上競技部、日本拳法部、ラグビー部、柔道部、ゴルフ部」
の生徒が入寮できる、 学校から徒歩5分のアスリート寮です。

見学希望などあれば本校まで、ご連絡を・・! [ 072-972-1565 ] or
[ nyushi@kashiwara.ed.jp ] 引用元:東大阪大柏原高等学校公式YouTubeより

寮は学校から徒歩5分という立地、部活動に専念しながら全国を目指せる環境が、日常的に整っていることがよくわかります。


出身有名人も多彩!芸能・スポーツ界で活躍

東大阪大柏原高校の卒業生には、多方面で活躍する有名人が多数います。

スポーツ界

  • 石川慎吾(プロ野球/千葉ロッテマリーンズ)
  • 阿南徹(元プロ野球選手)
  • 山田和英・山田壮太郎(陸上・砲丸投)

芸能界

  • はるな愛(タレント)
  • 間寛平(お笑い芸人)
  • 板尾創路(お笑い芸人/130R)

多彩なキャリアを持つ卒業生が多いのも、キャリア教育に力を入れてきた同校ならではといえるでしょう。


まとめ|“伏兵”東大阪大柏原の甲子園での快進撃に注目!

偏差値的には決して進学校ではありませんが、充実したコース制度・整備された設備・熱心な指導者陣に支えられ、東大阪大柏原高校は文武両道の実力校として成長を続けています。

2025年夏、大阪桐蔭を破った“伏兵”が甲子園でどんな戦いを見せるのか。大阪代表としての新しい物語の幕開けに、大きな期待が寄せられます。

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