ドリカムの中村正人さんが名古屋公演後のSNS投稿で途中退席するファンに対して配慮のない発言をしたとして炎上しています。しかし、中には普段からファンへの思いやりある対応で名をあげている神対応のアーティストも存在します。この記事では、中村さんの炎上理由と対照的に、途中退席するファンに対して温かい対応を見せたアーティストたちを紹介します。彼らのエピソードを通じて、ファンとの絆を深める大切さを考えてみましょう。
ライブ途中退席への発言で炎上したドリカム中村
会場が不便な場所にあり、交通の都合でどうしても帰らざるを得なかったお客さんに対して自虐めかした慇懃無礼なポストをした(削除済み)ドリカム中村さんがプチ炎上しているのを観測しましたが、個人的な感想としては「そんなことも想像つかないって、ドリカム、何年選手なんだよ」です。 pic.twitter.com/O4yiYQc4aR
— まことぴ (@makotopic) December 8, 2024
ドリカム中村正人のSNS投稿内容
中村さんは、名古屋公演後に次のようにツイートしました。この発言が、途中退席するファンの気持ちを理解していないと批判されてしまっています。
「いろいろご都合おありなのはお察ししますが、最後のご挨拶の途中でどんどんお帰りになる多くの皆様のお姿を拝見すると『ああ、そんなにライブがお気に召されなかったのか』と深く反省する次第です」
多くのファンは、愛知エキスポという場所柄、遠方から来ているために終電や新幹線の時間を考慮して早めに退席することがあるとし、中村さんの発言に失望したと感じてしまったファンや読み手が多いのです。特に、必要以上に丁寧語を多用しているところから、かえって言葉遣いが逆に皮肉に感じられたという声もありました。
そもそも、最後の挨拶まで残っていた、ということはライブを楽しんだと言えます。中村正人さんの指摘する「お気に召さない」ライブであればもっと早くに立ち去っているでしょう。それだけにファン心理にもう少し深く寄り添っても良かったかもしれませんね。
SNS投稿後の炎上経緯
このツイートは瞬く間に拡散され、490万回以上も閲覧される事態となりました。その後、中村さんはこのツイートを削除し、謝罪の意を示す投稿を行いましたが、さらに炎上を招く結果となりました。
なるほど。初めての会場なので事情はわかりました。ご足労ありがとうございました。明日もベスト以上を尽くします。
このように謝罪の絵文字も使いお詫びのコメントも投稿しましたが炎上には追い付かず、結局最初の投稿に続きどちらも削除になってしまっています。
「なるほど。」という返しが上から目線、という印象と「謝罪の言葉」はないことから老害、との意見もあり心からのお詫びを感じられないところも印象を覆すどころか炎上を助長させてしまっています。
削除、という行為もさらに印象が悪くなってしまった感が残っています。
本人たちがベストを尽くすライブという思いの丈だけでなく、ライブを訪れるファンがどうやって駆けつけてくれたか、どうやって帰っていくのかに配慮した言葉を受け取り側は欲しかったのかもしれません。
ライブ途中退席 神対応で反対に名をあげた歌手7選
ドリカム中村正人さんの投稿が炎上するのに呼応するように逆に神対応でファンの心を掴んでいたアーティストの名前も対比で挙げられています。
ライブ中に途中退席するファンに対して、思いやりある対応を見せていたアーティストたち。彼らの温かい言葉や行動が、ファンの心を掴み、忘れられない記憶となってさらに応援をしたくなるものです。次は、そんな神対応を見せた7人の歌手を紹介します。
1.GLAYの神対応
GLAYのライブに訪れたファンの中には、途中退席し会場を後にしようとしたところスタッフに呼び止められ手紙を渡された、というものです。
途中退席がトレンド…。
— カヨ (@kijitora_koneko) December 8, 2024
昔、GLAYのFCライブで本編が長すぎて帰りの新幹線に間に合わん!とアンコール途中で退席したらスタッフさんから「メンバーからです」とグッズを頂き新幹線の中で確認したら、「長くてゴメン!」と手書きのメッセージとサイン。今も大切に持ってます。
これは中村正人さんの途中退席の件に対してGLAYファンがXに投稿したもの。2009年TAKUROさんプロデュースのライブ時の回想で、ライブを途中退席した時の、まさに同条件で真逆の対応エピソード。
15年以上前の出来事を今でも忘れないファン。ちなみに投稿者自身は私はTAKUROさんのサインで、友人がJIROさんのサインだったそうです。事前に準備を怠らないGLAYの神対応に感服です。
2.中居正広の神対応
ドリカムの人による客の途中退席に対する苦言ツイートが話題ですが、
— 💋ペイトクキャリー💋 (@chan_nene_2525) December 8, 2024
自分のソロでトイレに行く人へ「今が1番混んでるぜ!」と言い放つのが中居正広という人です。 https://t.co/KjNolhInvE
中居正広さんの「今が1番混んでるぜ!」という発言は、SMAPのコンサートに訪れているファンに対する思いやりとユーモアを兼ね備えた神対応として評価されています。この発言は、ライブ中にトイレに行くファンに対して容認し、むしろ軽妙な言い方にすることでファンが離席しやすくなる後押しの雰囲気を醸し出しています。
配慮の仕方が斜め上を言っていて誰も嫌な気持ちを感じない対応です。さらに中居さんはライブでは「トイレットペーパーマン」という持ち歌があり、むしろトイレタイムをつくってくれているのでは?という程でした。
3.サンボマスターの神対応
サンボマスターのライブはお子さんトイレ我慢しないで途中退席して!痴漢いたら言ってね!と至れり尽くせりでみんなが花束になって帰宅した。
— 青井あめ🚭 (@Loveless_Error) December 8, 2024
途中退席で思い出したこと
— スピカ☆( ・᷄-・᷅ ) (@supica521) December 9, 2024
何年か前のアラバキで
津軽ステージ初日トリのサンボマスターのライブ中にバタバタと帰る人続出でその中の誰かが
「シャトルバスの時間なんです(ó﹏ò。)💦💦」って言うと
そこから「バス大事!バス大事!!」ってコールが始まって凄い一体感だった!🚃💨
このような思いやりある対応の積み重ねがファンの心を掴んで離さないようです。サンボマスターの神対応は、ファンとの絆を深める重要な要素となっており、彼らの人気の一因となっています。
4.aikoの神対応
aikoさんも、ライブ中に途中退席するファンに対しても温かい対応を見せています。
この一年、パニック障害でほぼどこにも行けない中電車もライブもなにもかも再挑戦。アンコールで疲れてしまって外で休憩。満員電車を避けるため早めに撤退。最後まで聴きたかった…と悲しくなってたらスタッフさんから「aiko本人からです」。え?開けると手紙とアメ…aikoありがとう😭@aiko_dochibi pic.twitter.com/fjMERe0IBd
— トマトっ子クラブ (@tomatokkoclub) November 23, 2024
あるライブで、パニック障害を持つファンが途中退席した際、aikoさんは手書きのメッセージとサイン入りのグッズをスタッフを通じて渡しました。この心温まる対応が、ファンの間で話題となりました。そして投稿した時期が、中村正人さんの炎上投稿と近かったことで真逆の対応の例として取り上げられています。
まさに途中退席する人の理由は交通事情だけでもなく、ファンそれぞれに事情があることがよくわかります。
5.ポルノグラフィティの神対応
ドリカムの何かがどうにかなっている一方、ポルノグラフィティの岡野昭仁という人は、最前列にいた妊婦さんにマイクを通さず「大丈夫?座っててええからね☺️」と話しかけ、ライブの途中でトイレに行き、戻ってきたら「お帰り!」と迎え入れられるなど、ファンを愛しファンに愛される男として有名です
— しゃむろく (@shamrock_10_MA) December 9, 2024
ポルノグラフティーは、その熱いパフォーマンスとファンへの思いやりで知られていますが、ライブ中も細やかにファンを察していることがわかります。妊婦さんへの声掛けは、男性陣にとっては少し気恥ずかしさを感じる方もいる中、サラッと声掛けが自然に出来ることは普段からの行いを感じさせ、心遣いに救われるファンも多そうです。
6.及川光博(ミッチー)の神対応
そういえばミッチー函館ワンマンのときも1,000人ちょいの会場で300人弱しか集まらなかったけど、前においでーって言ってくれてしかもミッチーが客席に降りてステージから阿部薫師匠が会場全員の集合写真を撮ってくれたなあ( ˘ω˘ )
— コアラバカ@野球は茶の間で🐨⚾ (@dotingkoala_89) October 19, 2018
これは以前、沢田研二さんがファンの入りが悪くてコンサートを中止してしまった件の時に反対の神対応でよく話題になった話です。大盛況の時は、アーティスト自身も気持ちはノルものでしょうが、ファンが少ない時にこそそのアーティストの人となりが現れて見えるものかもしれません。
及川光博さんは、もともとファンを姫扱いしてくれる女性の気持ちに寄り添う対応で有名です。ライブ中に体調不良で座っているファンを見つけると、「無理せず座ってていいよ」と優しい言葉をかけることがあります。彼の細やかな気配りがファンの間で話題となり、多くの人々から称賛されています。
7.B’zの神対応
あの稲葉さんが初めて地元津山でライブをするのにお母さんから「このみんなが忙しい時(ちょうどお盆)にライブして」って言われたことをインタビューで語っていて、絶対お母さんしか言えないセリフでお母さんも好きになりました😁
— wataoka@ (@wataokanote) December 9, 2024
ライブそのものではなく、ファンがライブに参加するための共感と理解、感謝と尊重を感じるエピソードです。
ファンが自分たちのライブを予定に組み込んでくれること自体に感動し、感謝の気持ちを表しています。これは、ファンの生活を尊重し、彼らの努力を認識していることを示しています。
ライブに参加するための一連の行動を想像し、その中で感じる喜びや苦労に共感しています。この共感も、ファンとの絆を深める要素となっているのは間違いありません。
まとめ
神対応にあげたアーティストはまだまだおり、意外にも炎上投稿となってしまったDREAMS COME TRUEの中村正人さんと同じ頃にデビュー、名声を得て活躍中の方も存在していることがよくわかります。ベテランになるにつれてファンも年を重ね、最後までライブを見られない事情を抱える場合もあります。ファンとのコミュニケーションの重要性が改めて浮き彫りになった出来事になりました。
成長とともにファン心理に寄り添える心構えが言葉や態度に現れるものだとしたら今後に期待し、ファンとの絆を大事にするDREAMS COME TRUEのライブをじっくり楽しみたいものです。