チロルチョコに虫が混入していたという話題が、SNSで大きな注目を集めています。過去にも同様の問題があったのか、そしてメーカーの対応はどうだったのか、真相を調査しました。
チロルチョコ虫が混入とは本当か?
穏やかな秋晴れの連休最終日2024年11月4日午後に、SNSでチロルチョコに虫が混入していたという投稿が話題になっています。
チロルチョコに虫がいたという報告と経緯
この投稿は、あるユーザーがチロルチョコを食べようとした際に虫を発見したという内容で、多くの人々の関心を引きました。具体的な内容としては、チョコレートの中に小さな虫が見つかったというもので、投稿にはその写真も添付されていました。
その経緯を細かに描写する投稿を連続されたため、Xでも多くの人が目に触れる機会になったようです。
この投稿は瞬く間に拡散され、多くのコメントやリツイートが寄せられました。写真を見たユーザーたちは驚きとともに不安を感じ、チロルチョコの品質管理について心配になってしまう声が上がっています。
しかし、知人を名乗る人物が商品は今年2月に購入され、それを投稿者はさいきんもらったという情報もありメーカー側、というより販売、そして購入後の保存を疑問視する声もあり経過が注目されるところです。
当該の投稿では、チロルチョコに虫が入っていたと訴え、包み紙を開けたチョコの上で虫のようなものが動いている動画をアップしている。一方で、投稿主の知人を名乗る人物が、当該の商品は今年2月に購入され、それを最近もらっていたという情報を寄せており…
引用元:スポニチアネックス 11.4
その後、チロルチョコの公式Xにより投稿者からのお詫びがあったことの報告がありました。
一連の騒動に関してチロルチョコの一貫として動揺のない姿勢や原因究明、その後の報告までの対応で今回の騒ぎは終息の一途をたどることが出来たことがわかります。
具体的な内容と写真の有無
そのほかの投稿は虫の描写が閲覧を選ぶため 気になる方はこちら
過去にも似たような事例はあったのか?対応は?
過去の事例と対応
過去にもチロルチョコに虫が混入していたという騒ぎが数年前にありました。例えば、2018年には同様の問題がSNSで話題になり、消費者からの苦情が寄せられました。この際、チロルチョコのメーカーは迅速に対応し、原因究明と再発防止策を講じました。
その結果、製造過程での衛生管理が強化、品質管理体制などがより徹底的に見直されたのではないでしょうか。これにより、消費者の信頼を回復するための努力が続けれられているところでしょう。
今回のメーカーの対応
チロルチョコ側は『早急に対応し、報告いたします。』という旨の声明を出して現在真摯に原因究明をしている最中のようです。
その後、投稿者と連絡がついた事、事態の真相が解明できたことを報告しています。
チロルチョコXの公式は即座に対応
今回の問題に対して、チロルチョコのメーカーは
①迅速にXでも公式として反応を示し
②商品の製造時期を特定することで原因を想像出来うる範囲で説明し
③今後も対応をする旨の真摯な姿勢を示しつつ
④投稿者に、また不安に感じているフォロワーや消費者にむけて不快および不安にさせたことへの謝罪
という流れでわかりやすく伝わるよう公式声明をスピード投稿しています。
この最初の流れがそのあとのSNSの声に繋がるんですね。
メディアの注目とSNSの声
実際にチロルチョコに虫が入っていた現象の投稿は瞬く間に広まりましたが、炎上というよりも事の真偽と迅速でかつ沈着冷静に対応、理路整然とした予想される原因説明などにXユーザーからは称賛や納得の声が上がる傾向が強くなり、むしろ支持層が目立つ状況となっています。
メディアも取り上げるに至るほどの事態にはなっているようです。
一方、発信源にもなったSNSではどのような声が出ているのでしょう?
発信側を否定はせず、反論をする形をとったり揉み消そうとする姿がみられないところが信用に値する、と捉えられているようです。
スピード対応に徹したことが信頼を得る結果に繋がったと言えます。食を預かるメーカーの対応としてお手本になりそうです。
問題発生後の対応策と改善点
具体的な対応策としては、製造過程での衛生管理の強化は今後も継続しつつ、品質管理体制のさらなる向上、そして販売店舗での管理状況確認、消費者への賞味もしくは消費期限内での利用を推奨する注意喚起の徹底。これにより、消費者の信頼がかえって増すことが期待されます。
真偽の調査結果
以上のことから真偽を踏まえて次のように考えられます。
実際に虫が混入していたのか
投稿者の画像や動画付きの内容に対してそのチョコ自体が最近のものでなかったことから実際にチロルチョコに虫が混入していたのかについて、真偽についてはあえて投稿者を尊重しメーカーは内容自体に否定はしていません。問題の製品は直近のものではない具体的などのくらい前のものか伝え、正しい現状だけをまず丁寧に伝えています。
中には投稿者を疑う声もありますが、過去にもそのような事例があり全くの創作であるというような判断はできません。むしろ、チョコレートに限らず食品に入り込む虫がいることは可能性は否めません。
これにより、消費者は適切な保管方法を守ることで、虫の混入を防ぐことができることを理解しうる貴重な機会になっています。
・チョコレートに虫が入る可能性の原因や対策を解説している記事 参考:農研機構研究部門
チョコレートに寄生しやすい虫の表
専門家の意見によると、チョコレートに寄生しやすい虫としては、シバンムシやノシメマダラメイガなどが挙げられます。これらの虫は乾燥食品やチョコレートに寄生しやすいのです。
虫の名前 | 特徴 | 対策 |
---|---|---|
シバンムシ | 小さくて茶色い虫。乾燥食品やチョコレートに寄生しやすい。 | 密閉容器で保存し、湿気を避ける。 |
ノシメマダラメイガ | 幼虫がチョコレートや乾燥食品に寄生。 | 冷蔵庫で保存し、定期的にチェックする。 |
コクヌストモドキ | 小さくて黒い虫。穀物やチョコレートに寄生。 | 密閉容器で保存し、清潔を保つ。 |
スジマダラメイガ | 幼虫がチョコレートや乾燥食品に寄生。 | 冷蔵庫で保存し、定期的にチェックする。 |
これにより、消費者自身も適切な保管方法を知ること・守ることで、虫の混入を防ぐ対策になります。メーカーも突発的な消費者からのこのような事例の投稿や問い合わせがあることでさらに引き続き品質管理を徹底し、再発防止に努めていく貴重な機会になるはずです。
まとめ
今回のチロルチョコに虫が混入していたという問題について、メーカーは迅速に反応し、対応している姿が伺えます。この姿勢から原因究明と再発防止策をさらに講じることが予想され、かえって品質管理のさらなる徹底と消費者の信頼を守るための提供を期待をするところです。結果、投稿者側が事実誤認の元、チロルチョコ(株)に謝罪をする事態で収束を迎えました。
消費者の皆さんも、適切な保管方法を守ることで、虫の混入を防ぐことができます。今後も安心してチロルチョコを楽しんでいただけるよう、メーカーのこれからの対応、その後の取り組みを見守っていきたいですね。