毎年12月に発表される「今年の漢字」。清水寺で力強く書かれるその一文字には、その年の世相や出来事が込められています。この記事では、2024年の「今年の漢字」を書く人や、注目の2位以下のランキング、さらに過去に選ばれた漢字も一挙にご紹介!今年を振り返りながら、漢字に込められた思いを深掘りしてみましょう。
今年の漢字 清水寺で書く人誰?
今年の漢字「金」 パリ五輪、裏金問題、物価高 京都・清水寺で発表 https://t.co/D0nbi0geqJ
— 朝日新聞デジタル (@asahicom) December 12, 2024
「今年の漢字」は「金」に決まった。京都市の清水寺で森清範(せいはん)貫主が巨大和紙に揮毫(きごう)した。1995年に始まった催しは今年で30回目を迎えたが、「金」が選ばれたのは5回目。
清水寺で「今年の漢字」を書くのは、清水寺の住職である森清範(もり・せいはん)貫主です。1995年にこのイベントが始まって以来毎年、彼が大きな和紙に選ばれた漢字を一気に書き上げることで知られています。
確かに豪快で達筆すぎるのですぐ読めなかった!
ちなみに巨大和紙に「書く」ではなく「揮毫(きごう)」するって表現するんですね…
森清範貫主は、清水寺の住職としてだけでなく、書家としても多くの作品を残しており、その揮毫は多くの人々に感動を与えています。
なぜ12月12日に発表?
「今年の漢字」は1995年から始まりました。このイベントは、京都市に本部を置く「日本漢字能力検定協会」が主催しています。そのため、発表の日は漢字に関係のある日を選んでいることがわかります。
そもそも、「漢字の日」は1995年(平成7年)12月12日に制定されています。
先に「漢字の日」があったわけではなく、清水寺で開催されるこの年末の風物詩となった催しは「漢字の日」の誕生と同じ歩みであることが判明しました!
「今年の漢字」はどこに展示されている?
毎年、清水寺の舞台と言われる場所で住職の森清範貫主が大きな和紙に揮毫する姿が印象的ですが、その発表後は一年の出来事を清め、新たに迎える年が希望に満ちた明るい年になることを願って、清水寺で奉納の儀式を行っています。
その後、「今年の漢字」はどこに展示されているのでしょうか?
「今年の漢字」は、清水寺で奉納された後、しばらくの間、清水寺本堂で展示されます。その後、京都市にある「漢字ミュージアム」(正式名称:漢字博物館・図書館)に移され、一般公開されるのが通例のようです。
また揮毫する和紙は手すき和紙、『京都伝統工芸大学校』の学生の皆さんが製作されたことがわかります。
2024年「#今年の漢字」発表当日に使用する
— 【公式】2024年「今年の漢字」 (@Kotoshinokanji) December 3, 2024
大きな和紙が届きました!👏👏
この「手漉き和紙」は京都伝統工芸大学校の学生さんたちが作ってくださいました!
縦150cm×横130cmの特大サイズ👀
発表の際はぜひ和紙にも注目してください♪
▼今年の漢字\募集終了まであと6日/▼https://t.co/4wTnUgW5ky pic.twitter.com/maA53gJg4Q
まとめ
「今年の漢字」も振り返ることで、その年の世相や社会の動向を理解する手助けとなります。2024年も多くの出来事がありましたが、これらの漢字を通じて、私たちは未来への希望と課題を見つめ直すことができます。新しい年が皆さんにとって素晴らしいものとなりますようにお祈りいたします。