【共通点9選】大谷翔平と長嶋茂雄がヒーローな理由!国民的スター比較

大谷翔平と長嶋茂雄の共通点 スポーツ

2025年6月3日午前6時39分――
読売ジャイアンツの終身名誉監督・長嶋茂雄さんが、東京都内の病院で肺炎のため亡くなられました。享年89歳。
“ミスタープロ野球”として、昭和の野球界をけん引したその存在は、日本中に深い衝撃と悲しみを与えました。

そんな今、令和の時代に絶大な人気を誇るのが、メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手。
世代も活躍の舞台も異なる2人ですが、実は「似ている」と話題になることがあります。

野球の成績だけでなく、キャラクターや国民的な影響力、ユニークな一面や未来への支援まで――
今回は、長嶋茂雄さんを偲びながら、大谷翔平との“意外な共通点”を9つの視点から比較。
スターとは何か、国民が本当に愛する人物とはどんな人かを、今一度考えてみたいと思います。

長嶋茂雄と大谷翔平のプロフィール比較表

比較項目長嶋茂雄大谷翔平
生年1936年1994年
出身地千葉県佐倉市岩手県奥州市
ポジション三塁手投手・打者(DH)
主な所属球団読売ジャイアンツ日本ハム → エンゼルス → ドジャース
通算成績打率.305 / 2471安打 / 444本塁打【2023年終了時点】MVP2回、MLB通算OPS1.000超え
代表的な異名ミスタープロ野球SHO-TIME、リアル二刀流
メディアでの印象お茶の間スター・国民的英雄世界的スター・広告塔
支援活動野球少年育成支援グローブ6万個寄贈・ユニフォーム寄付
名言例「打て以外のサインなんてあるわけない」「野球が好きな気持ちをプレーで表現したい」
共演経験セコムCM・2025年3月の対面が話題にInstagramで長嶋さんとのツーショット投稿

① 国民的スターとしての象徴性

長嶋茂雄さんは“ミスタープロ野球”、大谷翔平選手は“現代のヒーロー”。
両者とも、野球界の枠を超えた「国民的な象徴」として愛され続けています。

長嶋茂雄さんは巨人V9時代を支え、「長嶋さん=日本の顔」と言われた存在。
一方、大谷翔平選手はMLBでの二刀流の成功とWBC優勝で、子どもからお年寄りまで知られる存在に。

いつの時代も、“スター”の条件は「記録より記憶に残る」ことなのかもしれません。
そして、国民が「頑張ろう」と思える瞬間に、彼らのプレーや姿勢があったこともまた共通しています。

⚾なお、長嶋茂雄さんは“国民的スター”としてだけでなく、家族もまた注目の的。息子・一茂さんとの親子関係や、自宅・お嫁さんとのエピソードなどは別記事で詳しく紹介しています⚾
👉 長嶋茂雄の家系図まとめ!一茂以外の子供は?孫・嫁・自宅も総チェック

② タイトル&記録の偉業

長嶋茂雄さんは通算2471安打、444本塁打、打率.305。MVP5回、日本シリーズMVP4回。


一方の大谷翔平選手は、MLBで2度のMVP(2021・2023)を受賞。投打二刀流という前代未聞の挑戦も成功させています。

「記録」とはまた違う「偉業」といえば、長嶋茂雄さんではコレ!!

この試合は、昭和天皇と皇后が観戦する中で行われた「天覧試合」というものです。この偉業がプロ野球の人気を高める重要な瞬間となりました。

天覧試合の詳細

  • 日時: 1959年6月25日
  • 場所: 後楽園球場
  • 対戦チーム: 巨人 vs. 阪神
  • 試合結果: 巨人 5 – 4 阪神

試合の状況

  • 試合の進行:
    • 阪神が先制し、巨人が追いつく展開。
    • 巨人は5回に長嶋のソロホームランで同点にし、坂崎のホームランで勝ち越し。
    • その後、阪神が逆転し、最終的に4-4の同点に。
  • サヨナラホームラン:
    • 9回裏、無死の場面で長嶋が村山実からサヨナラ本塁打を放つ。
    • 打球は左翼ポール際に飛び込み、巨人が劇的な勝利を収めた。

「成績」で比較するのは難しいほど時代背景は違いますが、
“歴史に名を残す選手”という意味では、両者とも間違いなくレジェンドです。

実際、どちらの活躍も「時代の記録を塗り替えた」だけでなく、「常識を変えた」と語り継がれるほどのインパクトがあります。


③ 天然キャラ・ユニークな発言

実は2人とも「天然キャラ」としても有名。

長嶋茂雄さんの伝説的迷言:「インフレが流行ってるから風邪に気をつけてね」

大谷翔平選手の天然発言:「座ってると同じくらいの身長で、立ったらめっちゃ小さいなって思った(笑)」

特に長嶋茂雄さんは数々の迷言を残しています。

長嶋茂雄 迷言集

  • 「I live in Tokyo. 過去形に直せ。I live in Edo.」
    英語の冗談を交えた迷言で、彼のユーモアが感じられます。
  • 「ラッキーセブンの3。」
    好きな数字を尋ねられた際の面白い回答。
  • 「疲労の疲れ。」
    言葉の使い方が独特で、彼らしい迷言です。
  • 「家に帰って風呂に入るまで勝負はわかりませんよ。」
    試合の結果に対する楽観的な見方を示しています。
  • 「失敗は成功のマザー。」
    失敗を恐れず、次に活かす姿勢を表現しています。

ファンからは「野球以外もかわいい」と愛される存在である点も共通しています。
だからこそ、スターでありながら親しみがあり、老若男女に「近い存在」としても受け入れられるのでしょう。


④ メディア・CMでの存在感

長嶋茂雄さんといえば「セコムしてますか?」のCMで国民的認知を獲得。
大谷翔平選手も、ナイキや化粧品、米国のハンバーガーチェーンなど多数のCMに登場し、
日本・アメリカ両国で“信頼される広告塔”となっています。

長嶋茂雄さんから引き継がれ大谷選手が新たにセコムのアンバサダーに就任

しかも、大谷翔平選手と長嶋茂雄さんが「共演」したセコムのCMも話題になりました。

大谷翔平選手と長嶋茂雄さんが共演したセコムのCMは、2025年3月11日に公開され、15日からテレビ放送されました。

MLB東京シリーズが開催される直前であり、大谷選手がドジャースの一員として来日のタイミングだったので、長嶋茂雄さんはCGでの登場でしたが、新旧野球ファンのみならず日本中が注目したことも記憶に新しい出来事でした。

異なる時代のスターが画面の中で並び立つ姿に、多くの人が胸を熱くしたはずです。


⑤ ファンとの距離感が近い

大谷はSNSでも交流が多く、ファンからの質問に笑顔で返すなど“神対応”で有名。
2025年3月には、長嶋さんとのツーショットをInstagramに投稿し「夢の共演」と話題に。

長嶋茂雄さんも現役時代からファンサービスに熱心で、
一人ひとりに丁寧に対応する姿が「紳士」として語り継がれています。

スターでありながら、どこか「隣にいるような距離感」。
そんな親しみやすさも、両者の人気を不動にしている大きな要因といえるでしょう。

⑥ 海外からの注目と評価

大谷翔平選手はMLBで“SHO-TIME”と呼ばれ、ベーブ・ルース以来の逸材として称賛されました。
一方、長嶋茂雄さんもメジャーからスカウトされていた過去があり、
「日本の野球が10年遅れるから」という理由で渡米が止められたという逸話も残っています。

国を超えて“伝説”になる可能性を持っていた点も共通です。
もし長嶋が海を渡っていたら…?
そう想像させるほど、当時の実力と存在感は圧倒的でした。


⑦ 名言が刺さる

一言で人の心を動かす“名言”を持つのも、スターの条件。長嶋茂雄さんからするとまだ若者の大谷選手の言葉には、子どもたちへのメッセージ性がより身近に込められているようです。

大谷翔平 名言集

  • 「人生が夢を作るんじゃない。夢が人生をつくるんだ。」
    • 夢を持つことの重要性を強調した言葉です。
  • 「目標があれば頑張れると思います。」
    • 目標設定の重要性を語っています。
  • 「変わる時は本当に一瞬で変わる。」
    • 成長や変化の瞬間についての洞察です。
  • 「自分以外のことは言うと叶わないような気がするので、あんまり言いたくない。」
    • 自分の希望や願望について慎重に考える姿勢を示しています。
  • 「憧れるのは辞めましょう。今日トップになるために来たので。」
    • WBC決勝戦前の円陣での発言で、勝利への強い意志を表しています。
  • 「僕はマイナス思考なんですよ。良かった時より、悪かった試合の記憶のほうが残る。」
    • 自身の成長に対する真摯な姿勢が伺えます。
  • 「二刀流についていろいろ言われますが、自分がしっかりやっていればそれでいい。」

長嶋茂雄 名言集

  • 「私は今日引退をしますが、わが巨人軍は永久に不滅です。」
    引退セレモニーでの有名な言葉。彼の巨人軍への愛情が表れています。
  • 「プレッシャーを楽しいと思ったとき、その人間は本物になれます。」
    プレッシャーを楽しむことで成長できるという教訓です。
  • 「野球というのは人生そのものです。」
    野球が彼の人生においてどれほど重要であったかを示しています。
  • 「決してネバーギブアップしません。」
    諦めない姿勢を強調した言葉です。
  • 「ウサギとカメならカメでいい。我慢する勇気が重要なんです。」
    忍耐の重要性を説いた名言です。
  • 「小さなボールと一本のバットには運命と人生がつまっている。」
    野球の道具に対する深い思いが込められています。
  • 「挫折してもプライドは失わない、それは努力しているからだ。」
    努力の大切さを語る言葉です。

名言とともに迷言もまた長嶋茂雄さんに親近感をもてる一因と言えます。

彼らの発言には、決して難しい言葉はありません。
なのに、多くの人の心に残る。それは、自らの生き方で裏打ちされているからこそです。


⑧ 支援・寄贈の活動

大谷翔平選手は全国の小学校にグローブを6万個寄贈するという前代未聞の活動を行いました。
一方、長嶋茂雄さんも出身地・千葉県の学校や野球少年への支援を惜しまなかった人物。

「未来の野球ファン」「次世代のスター」を育てようとする思いも、2人に共通しています。

自分だけが輝くだけでなく、「次のスターを育てる」――
そんな姿勢にも、スターの本質がにじみ出ています。

また、長嶋茂雄さんは野球界での功績だけでなく、社会全体に対する深い思いやりもみせています。戦時中の人々を弔うためのものとされているのが、英霊の碑やしだれ桜の寄贈です。

戦争で命を落とした人々への感謝と敬意を表すために、これらの記念物を設置したと言われています。ミライに繋がる子供達への支援と、野球をすることができる平和な世の中において犠牲となった過去の犠牲者への弔意を行っていた長嶋茂雄さんはやはりヒーローに相応しい人物といえそうです。

寄贈したとされるもの

英霊の碑

  • 場所: 山口県周南市にある「回天記念館」の敷地内に、長嶋茂雄さんが揮毫した英霊鎮魂の碑が建立されています。この碑は、戦争で命を落とした人々を弔うためのものです。

回天記念館の案内はこちら ※回天とは回天は「人間魚雷」と呼ばれる特攻兵器です。これは、第二次世界大戦中に日本海軍が開発したもので、搭乗員が魚雷の中に乗り込み、敵艦に体当たりする形で攻撃を行うものでした。

しだれ桜

  • 場所: 神奈川県座間市にある「鈴鹿明神社」に、長嶋茂雄さんが日本一を達成後に寄贈したしだれ桜があります。この桜は社殿の脇に植えられており、訪れる人々に親しまれています。

鈴鹿明神社の案内はこちら

⑨ 礼儀・スポーツマンシップ

大谷翔平選手は試合中に審判や相手選手へも礼儀を忘れず、MLBでも「人格者」として評価されています。
長嶋茂雄さん氏も、紳士的な立ち振る舞いと“絶対に相手を見下さない”姿勢で、選手からも尊敬されていました。

3月にセコムのCMで共演することになった際に、大谷翔平選手のメッセージにコメントで答える文面には、偉業を成し続ける後輩と言える選手を褒めたたえ謙虚な言葉が並んでいました。

どれだけスターでも、「礼節」が根底にある――
だからこそ、国民から長く愛される存在になっているのかもしれません。

2人の姿勢は、「強さとは、相手をリスペクトすること」と教えてくれているようです。


まとめ:時代を超えて愛される“真のスター”

長嶋茂雄さんと大谷翔平選手は、時代もフィールドも違えど、共通して“日本が誇るスーパースター”であることに変わりはありません。
彼らが私たちに見せてくれたのは、単なる勝敗や記録だけではなく、
「夢を追う姿勢」「人としての品格」「周囲への感謝」という、人生を豊かにしてくれる大切なことでした。

そして、令和の今もなお、長嶋さんの存在が大谷選手の背中を押しているように感じます。
野球というスポーツを通じて、多くの人の心に“光”を届けてくれたその功績は、決して色あせることはありません。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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