マグネットネイルMRI検査大丈夫?NG?手袋対策の可否と注意点を解説

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最近、SNSで「マグネットネイルをしたままMRI検査を受けるとインシデントの可能性」という投稿が話題になっています。マグネットネイルは微細な金属粉を含んでいるため、MRI検査時に影響を受ける可能性があることをご存じでしょうか?

本記事では、マグネットネイルがMRI検査に及ぼす影響や、手袋での対策は可能なのか? について詳しく解説します。また、検査時に求められる対応や安全に受けるための注意点もまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

マグネットネイルMRI検査は大丈夫?

年度末になって人間ドックや健康診断受ける人も多い時期

『インシデント』の事態が起こると医療機関は報告や改善策を講じることが求められるんですっ。

インシデント とは?

「インシデント」とは、予期せぬ事態や出来事が発生し、それが問題や危険を引き起こす可能性がある状況を指します。具体的には、医療現場では以下のような状況がインシデントと呼ばれます。

  • 医療事故: 患者の安全に影響を及ぼすようなミスや過失が発生した場合。
  • 薬剤ミス: 患者に誤った薬剤が投与された場合。
  • 手術ミス: 手術中に誤った処置が行われた場合。
  • 機器の故障: 医療機器が故障し、患者の治療に影響を及ぼす場合。

マグネットネイルをしたままMRI検査を受けても問題ないのか、多くの方が疑問に思うところです。MRI(磁気共鳴画像診断)は強い磁場を使用するため、磁性体を含むものは基本的に禁止されています。マグネットネイルには微細な金属粉が含まれており、以下のリスクが考えられます。

緊急事態で急遽MRI検査を行うことがまれにありますが、MRI検査は、一般的には予約をしてから受けることが多いので前もっての準備が大切!

マグネットネイルとは?

マグネットネイル

磁性粉を含んだネイルジェルを使用して作られる独特のネイルデザインです。このジェルは、磁石を使って独特の模様やデザインを作り出すことができます。

せっかくケアしたお気に入りのマグネットネイルを除去するのは悲しいので、金属粉入りのネイルをする時は、特にその後のスケジュールをイメージしてからが良さそう。

いつもはネイルサロンにお任せ!という場合でも、急遽の場合は予約が取れないことも!自宅にジェルオフできるグッズがあるのは安心です。

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マグネットネイルによるMRI検査時のリスク

リスク内容
やけどの可能性MRIの強い磁場により、金属成分が加熱し、爪や指にやけどを負う可能性がある
画像の乱れ磁性体があると、MRI画像が歪み、診断の妨げになることがある
剥がれ・飛散強力な磁場でネイルが剥がれたり、飛散する危険性がある

このような理由から、マグネットネイルをしている場合は事前に除去することが推奨されます。

手袋対策の可否は?マグネットネイルの影響を防げる?

「手袋をすればMRI検査を受けられるのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、結論として手袋では十分な対策にはなりません

手袋で防げない理由

  • 磁力の影響を遮断できない → 一般的な手袋ではMRIの強力な磁場を防げず、金属成分の影響は残る
  • 熱を防げない → 万が一金属成分が発熱しても、手袋では熱ダメージを防ぎきれない
  • 検査時に手袋の着用は通常認められない → MRI検査では原則として余分なものを身に着けないことが求められる

でも手袋をしてMRI検査出来た報告もあるよ?!

ゴム手袋でいけた、という報告もあります。

病院が提供してくれる場合の手袋は専用のもの。市販の手袋は対象ではない可能性の方が高いです。

一部の医療機関では、マグネットネイルをしている患者に対して、特別な手袋を着用させることでMRI検査を行うことが提案されています。しかし、これは一般的な対策ではなく、すべての施設で実施されているわけではありません。

手袋を着用してMRI検査を受けることが出来た場合もたいてい条件付きの場合が多いです。

MRI検査が出来たケース
  • 緊急の場合→医師側がなんらかの処置を施してから検査していることが多い
  • 条件付き→爪に色素沈着や色味が変わることを事前に告知・本人の承諾の元

したがって、例外の投稿もありますが、万全を期すなら「手袋でマグネットネイルを隠せばOK」という考えは基本的に誤り、と考えておく方が賢明です。必ず事前にネイルを落としてから検査を受けるようにしましょう。

MRI検査時に気をつけること|マグネットネイル以外の注意点

MRI検査では、ネイル以外にも金属類や化粧品の影響に注意が必要です。以下の項目もチェックしておきましょう。

MRI検査時に避けるべきもの

項目理由
マグネットネイル・ジェルネイル金属成分を含み、やけどや画像の乱れの原因になる
ヘアピン・アクセサリー強力な磁場で飛ぶ危険があるため、すべて外す必要がある
金属フレームの眼鏡磁場の影響を受けるため、プラスチック製以外は外す
一部の歯科インプラント素材によっては影響を受ける可能性があるため、事前に確認が必要
アイメイク(アイシャドウ・マスカラ)ラメや微細な金属粒子が含まれていると、MRI画像に影響を与える可能性がある
ファンデーション・日焼け止め一部の製品には微量の金属成分が含まれており、画像の乱れを引き起こすことがある
カラーコンタクトレンズ色素に金属成分が含まれる場合があり、検査中に異常を感じることがある

ミラーネイルもマグネットネイルと同様、という認識が良いです。

ミラーネイル

表面が鏡のように輝くネイルデザインのことです。このデザインは、ミラーパウダーと呼ばれる特殊な粉を使って実現します。

  • 鏡のような光沢: ミラーパウダーを使うことで、ネイル表面に美しい光沢を出すことができます。
  • 多彩な色: ミラーパウダーはさまざまな色があり、オーロラカラーやメタリックカラーなど、様々なバリエーションが楽しめます。
  • 簡単な施術: ミラーパウダーはジェルネイルの上に擦り込むだけで簡単に施術できるため、サロンでも自宅でも楽しむことができます。

MRI検査前に確認すべきこと

  • 検査前に金属を含むネイルやアクセサリーをすべて外す
  • 化粧は控えめにし、特にアイメイクやラメ入りの化粧品は避ける
  • コンタクトレンズを使用している場合は、医師に相談する

事前に病院側から注意事項の説明があるので、指示に従いましょう。

まとめ

マグネットネイルは必ず外してMRI検査へ

マグネットネイルは金属粉を含むため、MRI検査時にはやけどのリスクや画像の乱れを引き起こす可能性があることが分かりました。「手袋で防げるのでは?」という疑問もありますが、手袋では磁力の影響を防ぐことが完璧にできるとは言い難く、十分な対策にはなりません。

また、MRI検査ではネイル以外にもアクセサリー、化粧品、カラーコンタクトなどにも注意が必要です。安全に検査を受けるためにも、事前にしっかり確認しておきましょう。

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