2025年1月2日、午前8時にスタートした「第101回箱根駅伝」。ついに新しい年の幕開けとともに、大学駅伝の頂点を決める伝統の大会が始まりました。今年は101回目という節目の年でもあり、例年以上に注目が集まっています。
毎年、多くのドラマが生まれる箱根駅伝では、各大学の戦略を左右する「区間エントリー当日変更」がレース前からファンの関心を集めています。今年2025年も、スタート直前に変更が行われたのか、多くのファンが選手の変更状況やその背景を気にしているはずです。
この記事では、箱根駅伝2025の往路における区間エントリー当日変更の詳細について、変更があった大学や選手、その理由、さらにはレース展開への影響を徹底調査!節目の大会をさらに楽しむためのポイントをお届けします。
区間エントリー当日変更はなぜ?
【箱根駅伝】創価大のエース吉田響は2区、ムチーニは3区に入る 当日変更 #箱根駅伝 #創価大https://t.co/Dt4W4zo7UR
— 日刊スポーツ (@nikkansports) January 1, 2025
箱根駅伝では、各大学が事前に発表する「区間エントリー」が注目されますが、当日になってから選手を変更する「当日変更」という制度も存在します。この仕組みにより、当日の天候や選手の体調、コンディションに応じた柔軟な戦略が可能となり、監督の判断力が勝負を大きく左右します。
2025年の第101回大会においても、多くの大学がこの制度を活用し、事前エントリーから当日変更を行いました。
当日変更のルールとは?
当日変更の制度には以下のようなルールがあります。箱根駅伝では往路復路とも当日朝にメンバー変更ができる。1日4人まで、2日間で計6人が上限。正選手と補欠選手の交代のみで、既に区間配置された正選手同士の入れ替えはできない。
ルール項目 | 詳細 |
---|---|
変更可能な人数 | 1日4人まで、2日間で計6人が上限。正選手と補欠選手の交代のみで、既に区間配置された正選手同士の入れ替えはできない。 |
変更タイミング | 当日朝、スタート直前に変更内容を発表 |
変更理由 | 選手の体調不良、天候、戦略的判断など |
発表方法 | 各大学の監督が運営本部に報告 |
この制度のポイントは、特に監督の采配力や選手自身の調整力が問われる重要性が想像以上に高いところ。
当日変更がもたらす戦略的影響
メリット
デメリット
監督の采配力が試される場面
特に箱根駅伝のような過酷な長距離レースでは、当日変更によってレースの展開が大きく変わることも珍しくありません。過去の大会では、駒澤大学がエース選手を外して臨んだ2区で逆に差を広げるなど、戦略的な成功例が見られました。一方で、一部大学では当日変更が裏目に出たケースも。
第101回箱根駅伝往路の概要とスタート状況
【✨第101回 #箱根駅伝『往路』】
— 箱根駅伝番組公式 (@hakone_ntv) January 1, 2025
📺ただいま日本テレビ系で生中継📡
往路がスタートしました!!
流れをつかむ上で重要な1区。
最初に2区に襷を繋ぐのはどの大学か🏃♂️
番組HP・TVerでもライブ配信中⚡️https://t.co/XRZ4NL38vM pic.twitter.com/d16k4Gljas
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は、2025年1月2日、東京・大手町の読売新聞社前を午前8時にスタートし、箱根・芦ノ湖までの往路107.5キロで争われます。
当日エントリー変更の選手は?詳細とリスト
レース序盤の展開
- スタートから約3.6km地点(増上寺前)では、中央大学の吉居駿恭が独走態勢に。
- 國學院大学や青山学院大学も安定した走りを見せ、序盤からの展開に注目が集まっていましたが、青山学院大学の宇田川瞬矢選手が2区へタスキを渡す直前に失速し、混迷の往路序盤です。
箱根駅伝の往路が行われる2日に、各大学のメンバー変更が発表されました。その詳細です。
国学院大学
- 1区: 野中恒亨(2年) – 出雲4区と全日本5区で区間賞
- 4区: 青木瑠郁(3年) – 前回3区で区間4位、日本学生ハーフマラソン覇者
駒澤大学
- 3区: 谷中晴(1年) – 全日本4区で区間3位
- 5区: 山川拓馬(3年) – 全日本8区区間賞、前々回5区4位
- : 佐藤圭汰(3年) – 故障で出雲と全日本を欠場。往路に名前なし
青山学院大学
- 2区: 黒田朝日(3年) – 前回2区で区間賞、今季1万メートル27分台
- 4区: 太田蒼生(4年) – 前回3区区間賞
創価大学
- 2区: 吉田響(4年) – 出雲2区で区間賞、9人抜き
- 3区: スティーブン・ムチーニ(2年) – 前回2区で区間5位
- 5区: 山口翔輝(1年) – 出雲3区で区間7位、全日本4区の成績
城西大学
- 5区: 斎藤将也(3年) – 初起用、2年連続で2区を走った実績
- 3区: 平林樹(4年) – 2年連続で9区を担当
東洋大学
- 1区: 石田洸介(4年) – 元5000メートル高校記録保持者
- 2区: 緒方澪那斗(3年) – 全日本7区で区間6位
- 欠場: 梅崎蓮(4年) – 前回2区で区間6位
法政大学
- 1区: 武田和馬(4年) – 3年連続で6区を担当、前回区間賞
- 5区: 野田晶斗(2年) – 前回3区で区間17位
中央大学
- 1区: 吉居駿恭(3年) – 前回7区で区間賞、学内記録保持者
順天堂大学
- 1区: 浅井皓貴(4年) – 前回2区で区間19位
メンバー変更の表
大学名 | 変更区間 | 選手名 | 学年 | 備考 |
---|---|---|---|---|
国学院大学 | 1区 | 野中恒亨(のなか ひろみち) | 2年 | 出雲4区と全日本5区で区間賞 |
4区 | 青木瑠郁(あおき るい) | 3年 | 前回3区で区間4位、日本学生ハーフマラソン覇者 | |
駒澤大学 | 3区 | 谷中晴(たになかはる) | 1年 | 全日本4区で区間3位 |
5区 | 山川拓馬 | 3年 | 全日本8区区間賞、前々回5区4位 | |
佐藤圭汰 | 3年 | 故障で出雲と全日本を欠場。往路で起用なし | ||
青山学院大学 | 2区 | 黒田朝日 | 3年 | 前回2区で区間賞、今季1万メートル27分台 |
4区 | 太田蒼生 | 4年 | 前回3区区間賞 | |
創価大学 | 2区 | 吉田響 | 4年 | 出雲2区で区間賞、9人抜き |
3区 | スティーブン・ムチーニ | 2年 | 前回2区で区間5位 | |
5区 | 山口翔輝 | 1年 | 出雲3区で区間7位、全日本4区の成績 | |
城西大学 | 5区 | 斎藤将也 | 3年 | 初起用、2年連続で2区を走った実績 |
3区 | 平林樹 | 4年 | 2年連続で9区を担当 | |
東洋大学 | 1区 | 石田洸介 | 4年 | 元5000メートル高校記録保持者 |
2区 | 緒方澪那斗(おがた れなと) | 3年 | 全日本7区で区間6位 | |
欠場 | 梅崎蓮 | 4年 | 前回2区で区間6位 | |
法政大学 | 1区 | 武田和馬 | 4年 | 3年連続で6区を担当、前回区間賞 |
5区 | 野田晶斗 | 2年 | 前回3区で区間17位 | |
中央大学 | 1区 | 吉居駿恭(よしい しゅんすけ) | 3年 | 前回7区で区間賞、学内記録保持者 |
順天堂大学 | 1区 | 浅井皓貴 | 4年 | 前回2区で区間19位 |
スタート時の注目選手
中央大学・吉居駿恭(3年)スタート直後から13分台という快調なペースで飛び出し、後続を大きく引き離しています。
【長距離ブロック】
— 中央大学陸上競技部 (@chuo_tf) January 1, 2025
〈箱根駅伝〉
往路8:00スタートです‼️
当日変更は
1区 原田望睦(1)→吉居駿恭(3)
1区は吉居駿恭(3)!
チームに勢いをつける走りをします💪
2日間、応援よろしくお願いします📣#箱根駅伝 #中大駅伝 #中央大学#新紅の挑戦 pic.twitter.com/kPTwSSeZ47
箱根駅伝、地上波日本テレビ往路の中継のゲストに吉居兄弟としても有名なお兄さんの吉居大和(やまと)さんがいますね。走行を終えた吉居駿恭選手との質問のやり取りもほほえましかった!
【箱根駅伝】中央大の吉居駿恭選手、素晴らしい走りでした!兄の吉居大和さんとの微笑ましい掛け合い^0^#箱根駅伝 #中央大学 #吉居駿恭 #吉居大和 pic.twitter.com/Dae2vzMWVR
— 仁科カオル (@NishinaKaoru) January 2, 2025
吉居大和さんはトヨタ自動車陸上部に所属しており、長距離走で実績を積んでいます。吉居兄弟は共に箱根駅伝に出場経験、でファンも多いです。
【✨第101回 #箱根駅伝『往路』】
— 箱根駅伝番組公式 (@hakone_ntv) January 1, 2025
⏰このあと7時~
日本テレビ系で生中継📡
往路ゲスト
■三浦龍司 (順天堂大OB・SUBARU 陸上競技部)
■鈴木芽吹 (駒澤大OB・トヨタ自動車 陸上長距離部)
■吉居大和 (中央大OB・トヨタ自動車 陸上長距離部)
解説・ゲスト・中継アナウンサーの詳細はこちら💁♂️… pic.twitter.com/lKAh8x18D8
青山学院大学・宇田川瞬矢(3年)
- 連覇を狙う青学大のスタートランナーとして登場。
【第101回箱根駅伝】
— 青山学院大学陸上競技部 長距離ブロック (@aogaku_rikujyou) January 1, 2025
1区を走るのは宇田川瞬矢(3年)です!
昨年10区で優勝ゴールテープを切った男が、今年は1区に登場!
チーム1の瞬足だけでなくスタミナも兼ね備えた最強ランナーが炎のスパートで優勝への一歩を踏み出します!#箱根駅伝#あいたいね大作戦#青学駅伝#大手町で笑おう pic.twitter.com/dvom2l0MC4
青山学院大学は連覇の期待もかかっており注目も期待も他の大学より話題性が高いです。往路のメンバーは次のとおりです。
🏃第101回 東京箱根間往復大学駅伝競走🏃
— 青山学院大学 (@AoyamaGakuinU) January 1, 2025
📒区間登録当日エントリー発表📒
1区 宇田川瞬矢(総合文化政策学部3年)
2区 黒田朝日(地球社会共生学部3年)★
3区 鶴川正也(総合文化政策学部4年)
4区 太田蒼生(コミュニティ人間科学部4年)★
5区 若林宏樹(地球社会共生学部4年) pic.twitter.com/tW8nxGSlmp
國學院大学・野中恒亨(2年)
- 初優勝を目指す國學院大の成長株として1区にエントリー。
>10枚はすぐにそろう。全日本、箱根と区間距離が伸びていくので、うちにとっては優位かなと
— EKIDEN+ (@ekiden_plus) October 19, 2024
10人選ぶのも難しくなってきた
うれしい悲鳴
國學院大出雲駅伝優勝への鍵となった野中恒亨 2度の当日変更の悔しさを4区区間賞で晴らし全日本大学駅伝&箱根駅伝へ https://t.co/Lw6sYdPJZf
第101回箱根駅伝往路の概要
まとめ
箱根駅伝の「当日変更」は、選手や監督にとって大きな挑戦であり、見どころのひとつです。この制度を活用するか否かで、レースの結果が大きく左右されることも多々あります。2025年大会のように、監督の手腕が試される重要な要素として、今後も注目が集まるでしょう。