文春の報道を巡る誤報問題が、世間を騒がせています。特に話題となっているのは、フジテレビの社員が関与したとされる中居正広さんの女性トラブルについてですが、「一体どの部分が誤報だったのか?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。さらに、情報量が多すぎて混乱している人も少なくないはずです。
本記事では、「文春のいつの報道が誤報だったのか」「訂正の経緯を時系列で整理」「フジテレビや社員が提訴できる可能性」「提訴によってスポンサーが戻る可能性」など、多くの人が感じている疑問に答えながら、今回の騒動を徹底解説します。
文春誤報とは何が問題だったのか?
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— 文春オンライン (@bunshun_online) January 30, 2025
「フジテレビ・中居問題 記事の訂正について」【編集長より】
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問題となったのは、フジテレビ社員A氏の関与があるなしに関わる重要な部分でした。文春が初めて報じた内容では、「X子さんはフジ編成幹部A氏に誘われた」との報道でしたが、その後の経緯が「X子さんは中居氏に誘われた」という文言に差し替えられていたことです。
第1弾が発売された後で、フジテレビ社員関与も含めた中居正広さんの女性トラブル問題でフジテレビが2回も会見を開く流れになり、その過程でスポンサー離れも始まり、終いにはフジテレビ港浩一社長など経営陣の辞任まで発展しました。
この世間を揺るがす話題の根幹の部分が異なっていた、ということが問題その1。その文言を訂正表示なしに「しれっと」差し替えて第2弾以降の発売を行っていたことが問題その2。
文春の訂正のきっかけは橋下徹氏の指摘から。
『とれたてっ』などの番組で「週刊文春の内容が変わった」と発言していたという橋下氏は、「地上波でも取り上げられなかったんだけど、週刊文春が僕の発言を聞いて、僕にインタビューを申し入れをしてきた。“文春に文句言いますよ。言いたいことを1時間、言わさしてくれ”って話をしたら、“思う存分言ってくれ”って話で」と経緯を説明。記事訂正を進言したといい、「その場では記者だから、謝罪とかいう話にならないけど。真摯(しんし)に僕の言い分を聞きながら、出来上がった僕のインタビュー記事見てもそこに焦点絞って」と明かした。
引用元:ENCOUNT
文春の訂正はいつ?時系列で見る経緯
文春フジ誤報問題「しれっと上書き」「有料で追記」「会見後に謝罪」22日間訂正せずhttps://t.co/qLhUdbccpG
— 産経ニュース (@Sankei_news) January 29, 2025
週刊文春の竹田聖編集長は産経新聞の取材に対し、「第2報以降を読んでいる方には分かってもらえているが、第1報だけを読んだ人は勘違いしてしまうということで訂正を追記した」と話した。
文春が初めて報じた内容が誤報だったことが週刊文春の編集部で認められたのは、第1弾と第2弾の間、2025年1月6日までの間でした。そして1月30日(木)この訂正を正式に誤報として発表後、読者や視聴者の不信、メディアに対する信頼性が改めて問われる結果となっています。
- 2024.12.26週刊文春にて第1弾として発売
「X氏に誘われた」
- 文春側1月6日までに間違いを認識
- 2025.1.6第2弾が発売
「中居氏に誘われた」と一部修正
- 1.17フジテレビ1回目会見
スポンサー離れ始まる
- 1.23中居正広氏の芸能界引退発表
- 1.27・朝27日の午前6時30分に有料の電子版のみで訂正掲載
- 1.27フジテレビ2回目・「やり直し会見」
経営陣がフジテレビ幹部A氏の関与を追及
- 1.28文春HPに訂正文掲載
- 1.30文春第4弾発売
週刊文春の誌面での訂正は、この30日発売の号に掲載される
日付が微妙に交錯しているのは、週刊誌と電子版で訂正文掲載が違っているから。ややこしい!
文春の訂正・お詫びに関わる事案は4回!
- 1月27日: 有料サイトでの訂正。この時点で、当初の報道内容に関する重要な部分が訂正されました。
- 1月28日: 週刊文春の公式サイト(HP)において、訂正とお詫びが掲載。この発表では、フジテレビ社員の関与に関する内容が修正されました。
- 1月29日: 文春の声明が公開され、訂正の経緯が説明されました。この声明では、誤報に対する謝罪が改めて表明されました。
- 1月30日: 週刊文春の最新号(2月6日号)において、誌面での訂正が掲載。この号では、訂正の経緯や内容について詳しく説明されることになっています。
フジテレビや社員が提訴する可能性はある?
フジテレビや社員が提訴する場合の理由
この誤報が提訴に発展する可能性もあり得ます。法的な観点から見ると、文春が誤った情報を報じたことにより、名誉毀損や虚偽の報道による損害賠償を求めて、フジテレビや矢面に立ったフジテレビA氏が訴訟を起こすことが可能だからです。
フジテレビA氏 | ・名誉棄損 ・慰謝料請求 |
フジテレビ | ・無形損害請求 |
フジテレビ社員A氏は全国でも名高く流布性の高い週刊誌で間違いを伝播された経緯、フジテレビはCM収入に関わる実害に対して、それぞれが提訴するに足りる理由が存在します。
法的観点
- 名誉毀損: 記事が虚偽の内容を含んでいた場合、名誉毀損として訴訟を起こすことができます。
- 損害賠償: 提訴する場合、報道による精神的苦痛や信用損失を理由に損害賠償を請求することも考えられます。
文春側の言い分
「これまで報じたように、事件直前A氏はX子さんを中居氏宅でのバーベキューに連れて行くなどしています。またX子さんも小誌の取材に対して、『(事件は)Aさんがセッティングしている会の“延長”だったことは間違いありません』と証言しています。以上の経緯からA氏が件のトラブルに関与した事実は変わらないと考えています」
引用元:Yahoo!ニュース
このように、X子さんの証言や報道の経緯から、A氏の関与については依然として疑問が残ります。特に、A氏がX子さんを中居氏宅でのバーベキューに連れて行った事実や、X子さんが「Aさんがセッティングしている会の“延長”だった」と述べていることは、A氏の関与を示唆する重要な要素です。これらの情報は、報道の信頼性やA氏の責任についての議論をさらに深める材料となるでしょう。
提訴した場合、スポンサー復活の可能性は?
フジテレビのスポンサーになるのは辞めよう
— ꧁ひろぴぃ꧂ (@hiropi08) January 25, 2025
フジ系列 もう地獄絵図 pic.twitter.com/2vaWjF9xrL
中居正広さんやフジテレビが訴訟を起こした場合、その結果によってはスポンサーが復活する可能性があります。
文春側が、「A氏が件のトラブルに関与した事実は変わらないと考えています」と回答していることからもし提訴が可能でも訴訟自体が長引き結論が出るのは先。短期での信頼回復は難しい、とも言えます。
まとめ
報道機関としては、事実確認を徹底し、誤報を避けるための透明性を持った報道が求められます。話題になっている企業や個人はそれぞれに世間から疑問を抱かせるに足る過去の経緯があり、今後のフジテレビや社員にとっては第三者委員会などの誠実な調査や文春側においても訂正・お詫びの声明を出した後の正確な報道がどのように進展するか、注視していく必要があります。