亀田製菓の歴代社長に外国人の就任はあった?なぜインド人CEO?理由を調査

亀田製菓の歴代社長に外国人の就任はあった?なぜインド人CEO?理由を調査タイトル お出かけ

亀田製菓といえば「柿の種」や「ハッピーターン」など、日本人に親しまれる米菓ブランド。現在はインド出身のジュネジャ・レカ氏が代表取締役会長兼CEOに就任しています。そのジュネジャ・レカ氏、先日は不買運動の話題にまで発展するもととなる発言から大きな話題となっています。日本を代表する米菓メーカーとして知られていますが、その歴代社長の中で外国人が就任したことはあったのでしょうか?。亀田製菓の歴代社長に外国人はいたのか?なぜ今回はインド人になったか理由を調査します。

亀田製菓の歴代社長に外国人の就任はあったのか?

現在、不買運動の話題にまで発展する発言「日本はより移民の受け入れを」が発端となってクローズアップされている亀田製菓のトップ、ジュネジャ・レカ氏は、亀田製菓の高木政紀社長とともに代表取締役会長兼CEOとして務めています。

亀田製菓の歴代社長は日本人

歴代社長の中で外国人が就任したことはありません。

亀田製菓は、日本を代表する米菓メーカーとして知られていますが、その歴代社長の中で外国人が就任したことはありませんでした。亀田製菓の歴代社長は、創業者の古泉栄治氏をはじめ、日本人が務めてきています。しかし、2022年にインド出身のジュネジャ・レカ氏が初めて外国人として代表取締役会長兼CEOに就任したことになります。

周囲はインド人のCEOということで戸惑いもあるようですが、本人自身は日本の伝統的な製菓会社に勤めることにさほど違和感はないようです。

40年間日本に住んでいるため、自分がインド出身であることをたまに忘れることもあるという。「日本でインドの方を見かけると、自分のことをすっかり棚に上げて、“インドから来た人かな、珍しいな”と思ってしまうんです(笑)」

と答えていることもあり、亀田製菓を盛り上げる責任者の1人として自分が外国人であることは意識していないことが伺われます。

亀田製菓の歴代社長 一覧

亀田製菓の創業は1946年9月です。新潟県新潟市江南区に本社を構え、日本を代表する米菓メーカーとして知られています。

氏名就任期間
1代目古泉栄治1957年 – 1983年
2代目古泉勲1983年 – 2000年
3代目金津猛2000年 – 2006年
4代目田中通泰2006年 – 2015年
5代目佐藤勇2015年 – 2022年
6代目高木政紀2022年 – 現在

亀田製菓の代表取締役社長兼COOとして活躍しているのは、高木政紀さんです。※「高」ははしご高

高木社長は高卒からたたき上げで社長に就任し、その才能と手腕に定評がある人物です。亀田製菓での長年の経験を活かし、企業の成長と発展に貢献しています。

高木政紀氏 略歴

名前:高木政紀(たかぎ まさのり)

生年月日:1972年

学歴:高卒

亀田製菓に入社後の職歴は次のようになります。

高木政紀氏 亀田製菓内職歴
  • 1990.4
    亀田製菓に入社
  • 2014.11
    亀田製菓 白根工場長
  • 2017.6
    亀田製菓 総務部長

  • 2018.6
    亀田製菓 執行役員 総務部長
  • 2020.4
    亀田製菓 執行役員 業務改革チーム部長
  • 2021.7
    亀田製菓 常務執行役員 営業本部長
  • 2022.6
    亀田製菓 代表取締役社長兼COO(現職)

亀田製菓 現在の取締役一覧

代表取締役会長 CEOジュネジャ レカ ラジュ
代表取締役社長 COO髙木 政紀(タカギ マサノリ)
専務取締役 CFO小林 章(コバヤシ アキラ)
常務取締役古泉 直子(コイズミ ナオコ)
引用元:亀田製菓 企業情報より

常務取締役の小泉直子氏は創業者の古泉栄治氏のお孫さん。創業者一族も経営に関わっていることがわかります。

亀田製菓 トップがなぜインド人になったか理由

ジュネジャ・レカ氏が亀田製菓の会長に選ばれた理由には、以下のような背景があります。

前会長との出会い

ジュネジャ氏が亀田製菓に入社するきっかけは、田中通泰前会長との出会いでした。そもそもジュネジャ氏は大阪大学を卒業後、1984年大阪大学工学部に研究生として入学。1989年太陽科学入社。2003年に代表取締役副社長に就任。2014年にロート製薬へ移り取締役副社長に。ロート製薬子会社の社長なども務め、2020年に亀田製菓へ副社長として入社。2022年代表取締役会長CEO就任。と様々な遍歴の末、亀田製菓に辿り着いています。

亀田製菓に来たのは、田中通泰前会長(現取締役シニアチェアマン)との出会いが大きかったと自ら答えています。

田中氏から「あなたは亀田製菓をどう思うか?」と問われた際、ジュネジャ氏は「人が生きるためには必ず食がいる。だから亀田製菓はなくなりません。時代に合った食を作っていけば持続可能なビジネスモデルになるのではないでしょうか」と答えました。このやり取りが、ジュネジャ氏の入社の決め手となったそうです。

亀田製菓の魅力

ジュネジャ氏は、もともと「亀田の柿の種」が大好きで、そのおいしさと食感に魅了されていました。インドに帰る時はお土産として柿の種も一緒にもっていって配っていたとか。また、亀田製菓の若手幹部が集まる「将来の亀田を考える会」に参加した際、次の亀田を真剣に考える若い社員たちに好印象を持ったのが入社の一因になったと答えています。

国際展開の必要性

日本国内市場の縮小に対応するため、海外市場への展開が不可欠となっていました。ジュネジャ氏の国際的な視点と経験が、亀田製菓のグローバル戦略に適していたのです。

多様な視点と経験

ジュネジャ氏は、インド出身でありながら日本で長年にわたり活躍してきた経歴を持ち、国際的な視点と豊富な経験を兼ね備えています。彼のリーダーシップは、亀田製菓の新たな成長を促進するために重要でした。

ジュネジャ氏の就任は、亀田製菓が伝統を守りつつも、変化する時代に適応し、新たな価値を創造するための革新的な解決策の一つと言えるでようです。

亀田製菓 概要

亀田製菓 本社 概要
  • 所在地:新潟県新潟市江南区亀田工業団地3丁目1-1 公式ウェブサイト
  • 電話番号:025-382-2111
  • 設立:1957年8月
  • 創業:1946年9月
  • 資本金:19億4,613万円
  • 売上高:955億34百万円(2024年3月期)
  • 従業員数:4,040名(2024年3月31日現在)
  • 事業内容:菓子の製造販売事業
  • 主要製品:亀田の柿の種、ハッピーターン、ぽたぽた焼など

まとめ

亀田製菓は、日本を代表する米菓メーカーとして長い歴史を持ち、これまでの歴代社長は全て日本人が務めてきました。しかし、2022年にインド出身のジュネジャ・レカ氏が代表取締役会長兼CEOに就任したことは、企業の新たな時代の幕開けを象徴しています。

伝統を守りつつも変化する時代に適応し、新たな価値を創造するための革新的な解決策を見出していている亀田製菓の今後の展開に期待が高まります。企業の多様性と革新性が、さらなる成長と成功となるよう見守りたいところです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
お出かけ
honoをフォローする
タイトルとURLをコピーしました