越境ペイ急増なぜ?東京都ポイント還元終了でガソリンスタンド殺到理由3選を解説!

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2024年12月11日(水)からスタートした『もっと!暮らしを応援TOKYO元気キャンペーン』東京都のポイント還元を利用し、他県から訪れる“越境ペイ”利用者が急増しています。12月20日には前倒しで12月24日で早期終了することが告知されています。特にガソリンスタンドでは駆け込み給油の車が長蛇の列を作っていると話題です。越境してまで東京都のポイント還元キャンペーンを利用してガソリンスタンドに殺到する理由を3つその詳細を解説します。

越境ペイ急増なぜ?

東京都ポイント還元が早期終了

前倒しになるのでは、とキャンペーン開始から話題でしたが、やはり利用者が多く好評だったため予定より3日も前に早期終了となることが公式ウェブサイトで告知となりました。

【決定】令和6年12月11日(水)0:00 ~ 令和6年12月24日(火)に早期終了

【予定】令和6年12月11日(水)0:00 ~ 令和6年12月27日(金)まで

東京都のガソリンスタンドに、埼玉や千葉、神奈川といった都民以外の東京都周辺からの利用者が増えている現象が話題となっています。この現象は“越境ペイ”と呼ばれ、多くの車が東京都のポイント還元キャンペーンを目的に訪れている状況のひとつです。

特に、葛飾区のとあるガソリンスタンドでは、12月中旬に半数以上が他県ナンバーという異例の事態が発生。店側もQRコード決済の利用が11月に比べて5倍以上増加したという内容でした。

「もっと!暮らしを応援 TOKYO元気キャンペーン」

この背景には、東京都が実施する「もっと!暮らしを応援 TOKYO元気キャンペーン」があります。このキャンペーンでは、「au PAY」「PayPay」「d払い」「楽天ペイ」などを使うと、支払額の10%がポイントとして還元される仕組みです。さらに、葛飾区独自の15%還元キャンペーンを併用することで、1リットルあたり40円以上お得になる計算となり、他県からの利用者が急増する結果となりました。

葛飾区の「それ、葛飾で買おう」キャンペーンや足立区の最大20%最大10%戻ってくるキャンペーンと東京都の「もっと暮らしを応援 TOKYO元気キャンペーン」を組み合わせることで、驚くほどお得にお買い物ができるのです。

タッチ払いなどキャンペーン対象外の支払い方があるので支払い時は十分に十分気をつけましょう。このキャンペーンは基本、コードを読み込むQR決済などになっています。

対象店舗が約43万店舗ということで本来、クリスマス商戦も兼ね、スーパーやドラッグストア、電化製品や衣料品…等がクローズアップされるところですが、この12月実施のキャンペーンは想定外の場所に集中してしまう現象をうみだしています。

【公式】もっと!暮らしを応援TOKYO元気キャンペーン概要 こちら

東京都ポイント還元でガソリンスタンド殺到理由3選を解説!

主に東京都ポイント還元キャンペーンで商品ではなく給油を選択してガソリンスタンドに殺到する理由は3つあります。

  1. 東京都ポイント還元キャンペーン併用の影響早期終了
  2. 12月19日からの段階的なガソリン値上げ
  3. 年末年始の帰省準備

ガソリンスタンド殺到の理由①:東京都ポイント還元キャンペーン併用の影響と早期終了

東京都が実施しているQRコード決済を利用したポイント還元キャンペーンも、ガソリンスタンドに利用者が殺到している主な理由の一つです。このキャンペーンは、対象店舗で「au PAY」「PayPay」「d払い」「楽天ペイ」などを使うと、支払額の10%がポイントとして還元されるというもの。ガソリンスタンドも対象店舗に含まれており、多くの利用者がこの制度を活用しています。

さらに、葛飾区や足立区では東京都の10%還元に加えて、独自のポイント還元キャンペーンを展開葛飾区では支払額の15%が追加還元され最大で25%以上の還元が可能に。足立区でも10%以上の還元施策があり、東京都内での給油が圧倒的にお得な状況となっています。

このため、埼玉、千葉、神奈川などの近隣県からも続々と利用者が訪れるようになっています。

片道30分かかるけど、ポイント還元の額が大きく、結果的に節約になる

という声もあり、こうした“越境ペイ”現象が広がり、東京都内のには他県ナンバーの車が目立つようになっています。

なおかつ、早期終了決定の告知でなおさら終了前の週末など訪れる車が増えそうです。

ガソリンスタンド殺到の理由②:19日からのガソリン値上げ

“越境ペイ”が発生するもうひとつの要因は、12月19日から始まるガソリン価格の値上げです。

背景には、政府が実施していた石油製品への補助金が段階的に減額されるという政策変更があります。この補助金削減により、ガソリン価格が19日以降、1リットルあたり5円程度値上がる見通しとなっています。葛飾区のとあるガソリンスタンドでも、レギュラーガソリンの価格が178円から183円へ値上がりすることが決定しています。

このため、段階的な値上がり前に給油を済ませようと、多くの人が駆け込みで訪れる事態となっています。特に、年末年始の帰省準備や長距離運転を控えた人々が「少しでも安いうちに給油しておきたい」という心理から行動に移したと考えられます。

また、運送業界への影響も深刻なのです。ある物流会社では、毎月100万リットル以上のガソリンを使用しており、1円の値上がりで月100万円のコスト増となるとしています。このように、家庭だけでなく物流業界や商品価格にも影響が及ぶため、値上げ前の駆け込み需要がさらに高まる結果となっています。

ガソリンスタンド殺到の理由③:年末年始の帰省準備

もう一つの大きな要因は、年末年始に向けた帰省準備です。この時期、多くの家庭が車を利用して長距離移動を計画しており、事前に給油を済ませておく動きが活発化します。12月11日からスタートしたこのキャンペーンは時期的にもピッタリとマッチしてしまった形になりました。

たとえば、東京都内のガソリンスタンドでは、通常の平日に比べて給油量が1.5倍以上に増加する店舗もあるといいます。特に、高速道路のインターチェンジ近くのスタンドでは、帰省や旅行で長距離運転を予定している利用者による行列がすでに目立ちはじめているのです。「少しでも安いうちに満タンにしておこう」と考える人々がいるのも理解できます。

まとめ

東京都内のガソリンスタンドに他県ナンバーが殺到している理由は、以下の3つが挙げられます。

まとめ
  1. 葛飾区をはじめとしたポイント還元キャンペーンの併用の効果と早期終了決定
  2. ガソリン価格の値上げによる駆け込み需要
  3. 年末年始の帰省準備による長距離移動の給油ラッシュ

特にポイント還元キャンペーンは、最大30%もの還元が受けられるというお得さが際立っています。他県からの利用者が続出する“越境ペイ”現象が示すように、東京都の施策は大きな反響を生んでいるという点では間違いなさそうです。想定外にキャンペーンの利用者とが多い場合、懸念されている財源の予算に達し早期終了、という事態だけは避けたいところです。

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