【推しの子】最終話ひどい?166話完結ネタバレ!不満の理由7選考察

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2024年11月14日発売の週刊ヤングジャンプでについに最終話が掲載された【推しの子】。公開前後からこの最終話にあたる第166回の結末に対する反応がSNSで話題沸騰中です。ネタバレを含む詳細な考察と、なぜ読者が不満を抱いている反応が多いのか、その理由を探ってみましょう。まだ読んでいない方はご注意ください!

【推しの子】最終話ひどい?第166話の結末ネタバレ!

【推しの子】最終話ひどい?

2020年4月23日に週刊ヤングジャンプで初めて掲載されて以降、絶大な人気を誇った【推しの子】。連載期間は約4年半、2024年11月14日に最終話が掲載されました。この作品は全166話で完結し、SNSの感想は「ひどい」が目立つ状況に…。人々を魅了してきた作品だけに作中の面白さと同様、もしくはそれ以上の期待値が高すぎたのか、「良かった」の感想を凌駕する勢いです。

今まで読者をひきつけてきた内容だっただけにこの結末を「打ち切り」による性急な終わり方、と思ってしまう?思いたい人も多い様。

そんなに「ひどい」?という烙印をおされてしまった最終話第166回をざっくりネタバレ。あなたはどういう感想になるでしょう?!

閲覧注意 【推しの子】第166話の結末ネタバレ!

第165回後半、アクアの復讐は自分自身も命を落とすことを引き換えに終焉。結果、亡くなった現実を前にして、ルビーはまるでゴミ屋敷のようになっている自室で「私の大切な人はいつも私の前からいなくなっちゃう」と呟きながら闇落ちしていた。瞳のスターは黒色。輝きをなくしていた。

その状況に周囲も世間もルビーは表舞台にもどらないと思っていたが、最後のシーンはスターが瞳にふたたび宿ったルビーが涙をぬぐう姿。

この後が『第166回』です。

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アクアの死後、ルビーはずっと誰よりも泣いて、泣き続けて。それでも立ち上がる。心の整理も心の救いも見つけられなくても、苦しみや悲しみを抱えたまま、自室から何か意を決して駆け出していくルビー。

アクア亡き後、周囲の遺された人々。それぞれ絶望し泣き、悲しみにくれていた。それでも生き、アクアの死を心に留めつつ前に進んでいくことを選び少しずつ再生していく。

  • YouTubeチャンネル《MEMちょの部屋》を【お知らせ】しばらく休みます、と更新をせず悲しんでいたが、有馬かなの叱咤激励により芸能活動にもどっていくMEMちょ
  • 姫川家の墓を訪れる姫川大輝。何を思うのか手向ける花を持って墓を見つめる姿
  • 笑顔の写真立てを背にさらに仕事に没頭・邁進している姿の壱護。同様にミヤコも。
  • 悲しみを秘めつつ普段通りに仕事をこなしていくような姿の黒川あかね…

ルビーも悲しみを乗り越えたわけでもない。悲しみを受け入れたわけでもない。それでも嘘の笑顔で誰かが生きる喜びを感じてくれるなら!とレッスンや芸能活動に勤しむ。その努力が実り、ついにB小町が東京ドーム公演を達成。ステージで踊る3人を登場人物それぞれが感慨深く見つめる。

そして、夢を達成した後のある日の朝。その日は朝5時30分にスマホでアラームがセットしてあるルビーの部屋。起床したルビーは「今日もお仕事だぁ~」「どんなつらいことがあっても楽しそうに笑わなきゃいけないお仕事」「だけどどうしようもないほど楽しいお仕事!」と呟きながら、あるいはその思いを生きる術にしているのか自分に言い聞かせながら、出かける準備を始める。身支度を済ませ、スターを宿したままの瞳で玄関を開けて出かけていくルビーの後ろ姿。「いってきます」と笑顔で振り返る(多分アイとアクアの遺影に向かって言っている)。まるで明るい未来の扉をあけて進んでいくような描写。
【完結】

ほんとにざっくりです。登場人物の細かい描写は漫画でしか伝わらないので…本編で確認をお薦めします!

【推しの子】最終話ひどい?第166回 不満の理由を7選考察

最終話に対する読者の反応や、不満が続出している理由について考察します。物語の展開やキャラクターの結末に対する意見をまとめました。

①伏線が回収されていない・未回収でモヤモヤ

  • ツクヨミの正体や目的を含めた存在意義
  • 目の星の意味
  • 映画【15年の嘘】
  • アイの死の真相
  • 【】の意味
  • 有馬かなとアクアの関係
  • ほか、もろもろ…
  • ルビー宛のDVD

読者によって「これは伏線では…」と解釈できる箇所はそれぞれにあり腑に落ちる結果が得られない場合、伏線未回収でモヤモヤが残るところが「ひどい」につながる一因にも。

②打ち切り?を感じさせる唐突さ

今までの複雑な人間関係やストーリー展開に比べて、ありきたり感のあるルビーの前向きなラストで引っ張らないところが「唐突に終わった」ような感覚になってしまうのかも。

③有馬かなの描き方

アクアの亡骸に対しての有馬かなの対応にも不満続出中!

アクアと有馬かな、最後になにか展開があって終わると思っていた人は不満でしかないですよね

確かに。第165回では感情をあらわにアクアの亡骸に思いの丈をぶつけていた有馬かな。最終話ではセリフなど、あまり重要な出番ありませんでした。

④作者「やる気」への疑問

作者の次作の発表や宣伝も始まっているため、このような最終回に傾ける作者の「やる気」に気持ちが向かう人もいます。

⑤東京ドームに立つB小町のメンバーに不満

東京ドームに立つ前にB小町オーデションのポスターを見つめる学生のシーンありますね。皆思い入れがあるのはルビー、有馬かな、MEMちょのB小町です。

東京ドームに立つ3人を描いているのは1コマなんですが、読者は細部まで読み込んでます。

⑥ルビーや周囲に救いがない

身近な人を失ってしまった後の悲しみの機微を描くには話数が少なく感じた人もいるかもしれません。

⑦転生する最終話を期待していた

アクアとルビーの転生からストーリーが広まっていったから転生エンドを期待するのも自然な流れ

【推しの子】最終話 続き追加書下ろしへの期待感

「ひどい」「伏線未回収」など最終話が公開され、あまりに予想外な結末と捉える人が多く、一部ファンの間では追加の書下ろしに期待する声もあります。

赤坂アカさんのSNS発信で続きは確定

不満の理由に挙がっている有馬かなのその後を含めたストーリーを黒川あかねとともに描かれるのは炎上が収束に向かう可能性。

追加されるという単行本のページ、期待せずにはいられません!が、伏線回収が見られない場合、さらに話題となる危うさも秘めますね…

【推しの子】は何だったのか?原作者・赤坂アカ氏コメント

原作者・赤坂アカさんは連載終了直後に、インタビューで作り手にとって【推しの子】とは何だったのか、どういう願いを込めた作品なのか、を語っています。

『【推しの子】』の意義というか、この作品を通して何を表現したいのかは最初から決まっていました。それは「ディスコミュニケーション」。つまり、「人と関わるとは、どういうことなのか」ってことですね。

とくに『【推しの子】』が描いたアイドルとファンの関係性って、自然に反しているような歪な部分がそもそもあると思うんです。そういう扱いが難しい歪なものに対して、健全な心で向き合うにはどうしたらいいのか? それを描くことが、つまり「コミュニケーションを描くこと」なのかなと思いました。

引用元:Yahoo!ニュース

どういう願いを込めた作品か聞かれた原作者・赤坂アカさんは次のように答えています。

「人と人とのコミュニケーションにおいて、うまく関係を持つことができない」人たち。それはずっと僕が一貫して描き続けたいものでもあるので、結局そこに帰結するんじゃないかなと思います。それは『【推しの子】』で描いたような、業界内でのコミュニケーションだったり、ファンとアイドルのディスコミュニケーションだったりも、そう。

「こんな人たちが、お互いに少しずついいアプローチをできるようになったらいいな。そうなってほしいな」と思って描いた、「願い」のある作品。それが『【推しの子】』なんじゃないかと思います。

引用元:Yahoo!ニュース

そのほか、アカさんは「漫画は読み終わった後が大事」とも語っています。作品の読後、愛読者からいろんな感想が出て意見のやり取りが出ている現象は作り手側からするとコミュニケーションの世界が生まれていて、意味があることと捉えてもらえているのでしょうか。

まとめ

最終話の展開に対する不満の声が多い一方で、物語の続きや納得のいく新たな展開を望む声も少なくありません。単行本に加筆されるであろうストーリーを読んでまた反響は変わる可能性があり、それを期待して待つのも読者として楽しみが続くものでもありそうです。

最終話ひどいとされる理由5選
  1. 伏線未回収
  2. 打ち切り感のある唐突さ
  3. 有馬かなの描き方
  4. 作者「やる気」へのギモン
  5. 東京ドームに立つB小町メンバー
  6. ルビーや周囲に救いがない
  7. 転生エンドではなかった

「推しの子」第166回の最終話は、多くの読者にとってある意味、想定外な結末が思わぬ反響となってSNSの声になり溢れました。物語の展開やキャラクターの選択に対する不満が続出した理由を考察することで、作品の深みをかえって再認識できました。今後もこの作品が読者に与えた影響や感動を忘れずに、次の物語を楽しみに待ちたいところです。

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