2024年11月14日発売の週刊ヤングジャンプでについに最終話が掲載された【推しの子】。公開前後からこの最終話にあたる第166回の結末に対する反応がSNSで話題沸騰中です。ネタバレを含む詳細な考察と、なぜ読者が不満を抱いている反応が多いのか、その理由を探ってみましょう。まだ読んでいない方はご注意ください!
【推しの子】最終話ひどい?第166話の結末ネタバレ!
色々意見が割れているが、推しの子の最終回はこれでよかったと思う。伏線の回収とか要らん。
— みっちょん(ロキシー教)@プリキュアの為に仕事 (@smworld_sm) November 14, 2024
サラッとした中でそれぞれの未来が描かれていてよかった。 pic.twitter.com/WIQSgs6ksZ
【推しの子】最終話ひどい?
2020年4月23日に週刊ヤングジャンプで初めて掲載されて以降、絶大な人気を誇った【推しの子】。連載期間は約4年半、2024年11月14日に最終話が掲載されました。この作品は全166話で完結し、SNSの感想は「ひどい」が目立つ状況に…。人々を魅了してきた作品だけに作中の面白さと同様、もしくはそれ以上の期待値が高すぎたのか、「良かった」の感想を凌駕する勢いです。
推しの子最終回ひどいなこれ…😂
— ホノピ (@just_smile0413) November 14, 2024
推しの子、話の終わりが残念すぎる
— 柚希 (@mmyel5151) November 13, 2024
途中までの盛り上げがすごく良かっただけにがっかり感がすごい
メンゴ先生の絵はずっと好き
今まで読者をひきつけてきた内容だっただけにこの結末を「打ち切り」による性急な終わり方、と思ってしまう?思いたい人も多い様。
推しの子がっかり
— tsumire (@7_tsumire) November 14, 2024
打ち切りかと思うくらいひどい
途中までよかったのにホント悔しいよ
そんなに「ひどい」?という烙印をおされてしまった最終話第166回をざっくりネタバレ。あなたはどういう感想になるでしょう?!
閲覧注意 【推しの子】第166話の結末ネタバレ!
第165回後半、アクアの復讐は自分自身も命を落とすことを引き換えに終焉。結果、亡くなった現実を前にして、ルビーはまるでゴミ屋敷のようになっている自室で「私の大切な人はいつも私の前からいなくなっちゃう」と呟きながら闇落ちしていた。瞳のスターは黒色。輝きをなくしていた。
その状況に周囲も世間もルビーは表舞台にもどらないと思っていたが、最後のシーンはスターが瞳にふたたび宿ったルビーが涙をぬぐう姿。
この後が『第166回』です。
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アクアの死後、ルビーはずっと誰よりも泣いて、泣き続けて。それでも立ち上がる。心の整理も心の救いも見つけられなくても、苦しみや悲しみを抱えたまま、自室から何か意を決して駆け出していくルビー。
アクア亡き後、周囲の遺された人々。それぞれ絶望し泣き、悲しみにくれていた。それでも生き、アクアの死を心に留めつつ前に進んでいくことを選び少しずつ再生していく。
- YouTubeチャンネル《MEMちょの部屋》を【お知らせ】しばらく休みます、と更新をせず悲しんでいたが、有馬かなの叱咤激励により芸能活動にもどっていくMEMちょ
- 姫川家の墓を訪れる姫川大輝。何を思うのか手向ける花を持って墓を見つめる姿
- 笑顔の写真立てを背にさらに仕事に没頭・邁進している姿の壱護。同様にミヤコも。
- 悲しみを秘めつつ普段通りに仕事をこなしていくような姿の黒川あかね…
ルビーも悲しみを乗り越えたわけでもない。悲しみを受け入れたわけでもない。それでも嘘の笑顔で誰かが生きる喜びを感じてくれるなら!とレッスンや芸能活動に勤しむ。その努力が実り、ついにB小町が東京ドーム公演を達成。ステージで踊る3人を登場人物それぞれが感慨深く見つめる。
そして、夢を達成した後のある日の朝。その日は朝5時30分にスマホでアラームがセットしてあるルビーの部屋。起床したルビーは「今日もお仕事だぁ~」「どんなつらいことがあっても楽しそうに笑わなきゃいけないお仕事」「だけどどうしようもないほど楽しいお仕事!」と呟きながら、あるいはその思いを生きる術にしているのか自分に言い聞かせながら、出かける準備を始める。身支度を済ませ、スターを宿したままの瞳で玄関を開けて出かけていくルビーの後ろ姿。「いってきます」と笑顔で振り返る(多分アイとアクアの遺影に向かって言っている)。まるで明るい未来の扉をあけて進んでいくような描写。
【完結】
推しの子最終回見たけど
— 兄貴祭り🇯🇵 (@Aniki_Matsuri) November 13, 2024
まるで人気が無くて打ち切りみたいな終わり方やない?
途中も面白かったし大団円やなくても良いとは思うけど
集英社がドル箱手放したい訳ないし
原作者か作家のどちらかのモチベーションが無くなったんか? pic.twitter.com/t32lhSJsNi
ほんとにざっくりです。登場人物の細かい描写は漫画でしか伝わらないので…本編で確認をお薦めします!
【推しの子】最終話ひどい?第166回 不満の理由を7選考察
最終話に対する読者の反応や、不満が続出している理由について考察します。物語の展開やキャラクターの結末に対する意見をまとめました。
①伏線が回収されていない・未回収でモヤモヤ
推しの子最終回、ガッカリした人が多い…。
— Yusuke (@odphotographer) November 13, 2024
ルビーが立ち上がる過程もダイジェストだし、原作者が匂わせていた伏線も投げっぱなしのようで。
春に新連載やるようだけど、期待値は相当低いだろうなぁ。
推しの子最終回のなにが原因で燃えてるって、
— めにあ (@shin29961440611) November 13, 2024
別にハッピーエンドじゃないから燃えてるってわけじゃなくて、、、
きちんと伏線回収せずに雑な畳み方で終えたのが原因で燃えてると思う。
ちゃんと伏線回収して、丁寧に描いていたら、バッドエンドでも燃えていなかった。
- ツクヨミの正体や目的を含めた存在意義
- 目の星の意味
- 映画【15年の嘘】
- アイの死の真相
- 【】の意味
- 有馬かなとアクアの関係
- ほか、もろもろ…
- ルビー宛のDVD
読者によって「これは伏線では…」と解釈できる箇所はそれぞれにあり腑に落ちる結果が得られない場合、伏線未回収でモヤモヤが残るところが「ひどい」につながる一因にも。
②打ち切り?を感じさせる唐突さ
推しの子の最終回読んだけど打ち切りみたいな終わり方だなぁ。連載するの嫌になっちゃったの?
— 唐辛子入りの雑穀さちん🐎🏍 (@yukix0w0) November 13, 2024
推しの子最終話読んだけどなんかあまりにもアッサリしてて正直戸惑った…
— リオ (@rio_1919) November 13, 2024
言い方悪いけど打ち切り漫画の最終回っぽい終わり方してて、どうして…って気持ち。
今までの複雑な人間関係やストーリー展開に比べて、ありきたり感のあるルビーの前向きなラストで引っ張らないところが「唐突に終わった」ような感覚になってしまうのかも。
③有馬かなの描き方
推しの子最新話、荒れていますね
— 聖抄 (@kzm9show) November 6, 2024
有馬かなの死体ビンタについて
まぁ、いいんだけど、これTVアニメにできんの? 子ども人気高いんだよね? なんかすごいね
アクアの亡骸に対しての有馬かなの対応にも不満続出中!
推しの子の最終回
— ぴーたん (@piitan20000802) November 12, 2024
まじでアクア死なせたの大失敗だった。黒川あかねが完全犯罪によりカミキを抹殺してアクアは普通にラストライブ観に行って有馬かなを推しの子にして白いサイリウム振って有馬かなとくっつくハッピーエンドが観たかった。もしくはここで無理やり終わらせる必要なかった
アクアと有馬かな、最後になにか展開があって終わると思っていた人は不満でしかないですよね
推しの子最終回打ち切り感あるって言われてるけど、元々この作者の畳み方ってこんなもんだからなぁ。前話であんな悪目立ちした有馬かながただのモブに成り下がったのはさすがに苦笑いしたけど。
— はす (@hasuket) November 14, 2024
確かに。第165回では感情をあらわにアクアの亡骸に思いの丈をぶつけていた有馬かな。最終話ではセリフなど、あまり重要な出番ありませんでした。
④作者「やる気」への疑問
推しの子最終回読んだけどなんだこれ…打ち切りというか作者が飽きちゃった感がすごくて感動も何も無いわ
— ククイ/クミリ (@kukuiP) November 13, 2024
推しの子の最終回めちゃくちゃ打ち切りエンドみたいな感じだったな…
— アサミ🐈ストリート (@AsamiStreet) November 13, 2024
作者の人全部投げちゃったのかな…
作者の次作の発表や宣伝も始まっているため、このような最終回に傾ける作者の「やる気」に気持ちが向かう人もいます。
⑤東京ドームに立つB小町のメンバーに不満
推しの子最終回、色々クソだけど東京ドームでライブしてるところで全く知らない新キャラ出てきたのが1番クソ
— Re;鮪ラミネーター本垢死んだ(´;ω; )ฅ別名ばうむฅ (@koireg586) November 13, 2024
星野ルビー、有馬かな、MEMちょ
この3人でB小町として東京ドームに立たせるのが最低ラインだろうが
なんでそこで新キャラ入れてんの馬鹿なの?
もう赤坂アカ先生の次回作には期待しません
東京ドームに立つ前にB小町オーデションのポスターを見つめる学生のシーンありますね。皆思い入れがあるのはルビー、有馬かな、MEMちょのB小町です。
東京ドームに立つ3人を描いているのは1コマなんですが、読者は細部まで読み込んでます。
⑥ルビーや周囲に救いがない
推しの子最終話見てきた。
— ゆきちゃん (@yukichan00007) November 14, 2024
ルビーちゃんがあまりにもかわいそうとしか思えないんだが😢
一夜明けたけど、改めて推しの子の最終回にがっかり。
— ꃬꋬꋪ꒤🍓 (@Haru_nm777) November 13, 2024
アクアに対する皆の感情の描写があまりにあっさりし過ぎだし。(セリフ無しで流すとかザラ)
家族や友人を亡くすという事ってそうそうカタがつくものではないよ。少なくとも私はそうだった。悲しみも後悔も憎悪も。
美談にできるものではない。
身近な人を失ってしまった後の悲しみの機微を描くには話数が少なく感じた人もいるかもしれません。
⑦転生する最終話を期待していた
えぇ、不完全燃焼すぎてこの思いどこにぶつけたら良いんだよ
— KEN (@CBA_VAB_WRXSTI) November 14, 2024
転生で授かった命ならもう一回転生エンドしといても良かったって…
予想はできててもこの終わりは皆望んで無いって…😭
推しの子どうしてこうなってしまったんだ
推しの子最終回立ち読みしてきたけど、転生エンド期待してたからがっかり
— らび (@UmwMe4) November 13, 2024
アクアとルビーの転生からストーリーが広まっていったから転生エンドを期待するのも自然な流れ
【推しの子】最終話 続き追加書下ろしへの期待感
「ひどい」「伏線未回収」など最終話が公開され、あまりに予想外な結末と捉える人が多く、一部ファンの間では追加の書下ろしに期待する声もあります。
推しの子、最終巻追加の書き下ろしで「全部劇中劇でしたみんな生きてます」やる可能性をまだ信じてる
— かずき (@k_k_kaichi) November 13, 2024
それならその設定自体もそうだし、そもそも「最終回」ってことも「嘘」で片付くので
それのどこが「とびきりの愛」なのかは不明やが
推しの子まじでぶん投げ最終回だったなぁ。単行本で追加される24ページで何を描くのか、1話と少し分くらいの短いページ数で現状の評価を覆せるのか。色々と楽しみではある。
— とらさん (@torasannjp) November 13, 2024
赤坂アカさんのSNS発信で続きは確定
雑誌の連載はここで完結ですが、単行本で18Pのおまけと、有馬と黒川の過去と未来を書いた小説が出ます。
— 赤坂アカ (@akasaka_aka) November 14, 2024
あともう少しだけ付き合ってもいいよという方は、是非こちらも追ってもらえたら嬉しいです。
ひとまずは、ここまでお付き合い頂き、本当に、本当にありがとうございました。#推しの子
不満の理由に挙がっている有馬かなのその後を含めたストーリーを黒川あかねとともに描かれるのは炎上が収束に向かう可能性。
追加されるという単行本のページ、期待せずにはいられません!が、伏線回収が見られない場合、さらに話題となる危うさも秘めますね…
【推しの子】は何だったのか?原作者・赤坂アカ氏コメント
原作者・赤坂アカさんは連載終了直後に、インタビューで作り手にとって【推しの子】とは何だったのか、どういう願いを込めた作品なのか、を語っています。
『【推しの子】』の意義というか、この作品を通して何を表現したいのかは最初から決まっていました。それは「ディスコミュニケーション」。つまり、「人と関わるとは、どういうことなのか」ってことですね。
とくに『【推しの子】』が描いたアイドルとファンの関係性って、自然に反しているような歪な部分がそもそもあると思うんです。そういう扱いが難しい歪なものに対して、健全な心で向き合うにはどうしたらいいのか? それを描くことが、つまり「コミュニケーションを描くこと」なのかなと思いました。
引用元:Yahoo!ニュース
どういう願いを込めた作品か聞かれた原作者・赤坂アカさんは次のように答えています。
「人と人とのコミュニケーションにおいて、うまく関係を持つことができない」人たち。それはずっと僕が一貫して描き続けたいものでもあるので、結局そこに帰結するんじゃないかなと思います。それは『【推しの子】』で描いたような、業界内でのコミュニケーションだったり、ファンとアイドルのディスコミュニケーションだったりも、そう。
「こんな人たちが、お互いに少しずついいアプローチをできるようになったらいいな。そうなってほしいな」と思って描いた、「願い」のある作品。それが『【推しの子】』なんじゃないかと思います。
引用元:Yahoo!ニュース
そのほか、アカさんは「漫画は読み終わった後が大事」とも語っています。作品の読後、愛読者からいろんな感想が出て意見のやり取りが出ている現象は作り手側からするとコミュニケーションの世界が生まれていて、意味があることと捉えてもらえているのでしょうか。
まとめ
最終話の展開に対する不満の声が多い一方で、物語の続きや納得のいく新たな展開を望む声も少なくありません。単行本に加筆されるであろうストーリーを読んでまた反響は変わる可能性があり、それを期待して待つのも読者として楽しみが続くものでもありそうです。
「推しの子」第166回の最終話は、多くの読者にとってある意味、想定外な結末が思わぬ反響となってSNSの声になり溢れました。物語の展開やキャラクターの選択に対する不満が続出した理由を考察することで、作品の深みをかえって再認識できました。今後もこの作品が読者に与えた影響や感動を忘れずに、次の物語を楽しみに待ちたいところです。