2024年12月24日、X(旧Twitter)のアイコンが突如「だるま」が出現し、多くのユーザーが驚きとともに「かわいい」「いつの間に…」など様々な声が上がっています。なぜこのタイミングで「だるま」が登場したのか?過去にも突然アイコンが変更された事例があり、そこには意図的な戦略や遊び心が隠されている可能性があります。本記事では、今回のだるまアイコン出現の理由を2つに絞り込み、過去のアイコン変更の事例を基に考察します!
Xのアイコンだるまが出現なぜ?
Xのアイコンにだるま?
— ontowa – 工芸と心地よい暮らしを探すメディア (@ontowa_JP) December 24, 2024
なんでしょうか、これは。 pic.twitter.com/4hIqnBCEEh
2024年12月24日、X(旧Twitter)のアイコンに「だるま」が小さく現れるという仕様変更が話題となっています。この演出は、2023年に柴犬のアイコンが突然登場した際と同様、短期間限定のイベントである可能性が高いです。特に今回は、年末年始を意識した粋な演出?として、SNS上で注目を集めています。
そうか。twitterのアルゴリズムが柴犬好きの俺を追いかけてるんだな。じゃなくて・・・
— nobuさん📸香港在住マーケター(ブランディング x プロモーション x 映像制作) (@ueki_nobuhiko) April 4, 2023
仮想通貨dogecoinのアイコン。元は災害救助犬のかぼすちゃんだったのか。なんか世の中には未知の未知が溢れていますねー。#かぼすちゃん #柴犬を崇めよ pic.twitter.com/OVQgOMmSec
元・救助犬だったというかぼすちゃん。Xのアイコンになったひと時のち天国に旅立っています。
【世界一有名な柴犬「かぼすちゃん」天国へ】
— テレ朝news (@tv_asahi_news) May 24, 2024
仮想通貨やX(旧ツイッター)のアイコンになっていたことで知られる、柴犬のかぼすちゃんが、きょう天国へと旅立ちました。飼い主の「かぼすママ」がブログで公表しました
▼「ありがとう、かぼちゃん!」コメント全文はこちらhttps://t.co/OVYVN47F3W
だるまは完全にアイコンを置き換えたわけではなく、アイコン内に小さく配置されており、ユーザーの間では「かわいい」という好意的な声や、「何かの通知かと驚いた」という戸惑いの声が交錯しています。さらに、「クリスマスなのにサンタではなく、だるまを選ぶあたりが面白い」といったユニークな意見も寄せられています。
このだるまアイコンの登場について、考えられる背景や理由を以下で詳しく掘り下げます。
Xのアイコンだるまが出現なぜ?理由2選
ブラウザ、Xのアイコンになんかついてる…だるま🤤?? pic.twitter.com/DK2nTovEI0
— 婚活みょんちゃん🦀 (@maou_konkatsu) December 24, 2024
①新プラン発表との関連性
プレミアムプラス値上げの発表とリンク?
だるまアイコンが現れたのは、Xの有料プラン「プレミアムプラス」の価格改定が発表された2024年12月24日です。この新プランは、広告完全非表示や生成AI「Grok」の利用枠拡大といった多機能が特徴で、月額が従来の1,980円から2,590円に値上げされました。
このタイミングでのだるま登場は、新プランの発表やプロモーションの一環である可能性が考えられます。また、有料プラン加入者限定で「だるま」や「門松」を含む特別なアイコンデザインを選択できる機能が提供されており、これも新プランの付加価値を強調する狙いがありそうです。
おぉ、Xアイコンもクリスマス仕様のものとダルマさん笑
— りゅーかん (@ryukan_game) December 24, 2024
門松と並んでるって事は正月のダルマか? pic.twitter.com/EXw0bpYjiA
関連性の考察
- マーケティング戦略: ダルマのアイコンは、日本の文化における幸運の象徴であり、年末年始の雰囲気を演出するための遊び心あるデザインです。このようなアイコンの導入は、ユーザーの関心を引き、プラットフォームへのエンゲージメントを高める狙いがあります。同日に有料プランの発表を行うことで、ユーザーの注目を集め、プランの価値を強調する効果が期待されます。
- 新機能のプロモーション: 有料プランの発表とダルマアイコンの出現は、Xが新しい機能やサービスを提供することを示す良い機会です。特に、ダルマアイコンには隠しコマンドが設定されており、ユーザーが楽しむ要素を加えることで、プラットフォームの利用促進につながる可能性があります。これにより、有料プランの利用を促す効果も期待されます。
- ユーザーエンゲージメントの向上: ダルマアイコンの出現は、ユーザーにとっての楽しさや驚きを提供し、SNS上での話題を生む要因となります。これにより、ユーザーがプラットフォームに留まる時間が増え、結果として有料プランへの加入を促進することが考えられます。
このように、ダルマのアイコン出現と有料プランの発表は、Xがユーザーの関心を引きつけ、エンゲージメントを高めるための戦略的な施策として相互に関連していると考えられます。
② 季節イベントや隠しコマンド
年末年始のDoodle的演出?だるまは、日本文化において縁起物や成功祈願の象徴とされており、年末年始に特に馴染み深い存在です。このタイミングで登場したことから、季節イベントとしてのDoodle(落書き)的な演出であると推測されます。
さらに、Xのアイコンには「上上下下左右左右BA」のコマンドを入力すると回転する隠し仕様が確認されています。この隠しコマンドは、過去のTwitter時代に青い鳥や柴犬アイコンにも用いられており、ユーザー参加型の遊び心を含んだ演出として恒例化しつつあるようです。
Xのアイコン、だるまになったなあって思ってたら、上上下下左右左右BAで動くんですか!?!? pic.twitter.com/4sRycZKPth
— 辰馬本家酒造株式会社🦌🌾🤡🎈 (@THS_Sake) December 24, 2024
現在のアイコンだるまは、各国でそれぞれの『HAPPY NEW YEAR』的な表示があるのかと思いきやこの演出はどうやら日本だけに該当するもののようです。柴犬アイコンも気が付けば消えていたようにこれもまた年末年始の一過性のものである可能性が高いです。
過去2023年の柴犬アイコンにも共通点
2023年4月、Xのアイコンが突然柴犬に変更された際も大きな話題となりました。この演出は短期間限定で、話題作りやSNS上の注目を集める目的があったとされています。今回のだるまアイコンも、同様に短期間のイベントであり、Xのブランドイメージ向上やユーザー間での話題性を狙った施策の一環であると考えられます。
Twitter API の新しい有料プランが発表されましたがfeather for Twitterは以下の理由により使用不能になる予定です😢
— feather公式🐘 (@feather_ios) April 3, 2023
– featherのようなアプリは利用規約に違反してしまうため
– Basicプランではfeatherの機能の実現が難しいため
最終的に4月末頃にエラーが発生し利用ができなくなると思われます。
実はこの柴犬のアイコンがX(旧Twitter)に現れたのは2023年4月3日。2023年3月30日にXでの有料プランの発表が行われたことは、意図的なタイミングである可能性があります。Xは新しいAPIプランの有料化を発表し、特に開発者や企業にとって重要な変更があったため、ロゴ変更と合わせて注目を集める狙いがあったのかもしれません。
2023年3月30日に発表された新しいAPIプランは、これまで無料で提供されていたAPIを有料化するもので、特にビジネス向けの機能を強化しています。これにより、企業はより高機能なAPIを利用できるようになり、Xのプラットフォーム上でのビジネス活動を促進することが期待されているものです。
ロゴ変更と有料プラン発表の関連性
- 注目を集める戦略: ロゴ変更と有料プランの発表が同日に行われたことで、メディアやユーザーの関心を一度に引きつける効果がありました。特に、イーロン・マスクが推進するドージコインとの関連性が強調され、ユーザーの反応を促す狙いがあったと推測されます。
- 新たな収益モデルの導入: 有料プランの発表は、Xが収益を多様化し、広告収入の減少を補うための重要なステップです。ロゴ変更と同時に発表することで、プラットフォームの新しい方向性を示す意図があったと考えられます。特に、APIの有料化は開発者にとって大きな影響を与えるため、同時に発表することでその重要性を強調した可能性があります。
まとめ
だるまアイコンの出現は、新プランのプロモーションと季節イベントを融合させた演出と考えられます。粋な遊び心でユーザーを楽しませる一方で、SNS上での盛り上がりを巧みに利用した戦略が伺えます。まずはこのかわいいだるまがいつまで出現し続けるのか楽しみたいところです。短期間限定のこの現象を楽しみつつ、今後のXの動向にも注目です。特に新しいプランの発表がある際にはアイコンの変化に気をつけてみるのも興味深いものです。