北陸新幹線の延伸はいらない?不便になる?ルートの口コミと最新まとめ

朝陽が差し込む中、青い塗装の列車がカーブを曲がって弧を描いている 暮らし

北陸新幹線の延伸部分の開業日が2024年3月16日(土)に決定しました。喜ばしいことに関わらず開業前から延伸についていろんな意見がさかんに交わされてきています。この記事ではせっかく開業にこぎつけた延伸はいらない?かえって不便になる?と気になるルートや最新の口コミをまとめます。

引用元:JR西日本

北陸新幹線 延伸なのにいらない、不便、の声があるのはなぜ?

「延伸」はその誘致する周囲の地域や利用する乗客に望まれて「待望の」というものになるはずです。しかし実際に新幹線を利用する乗客にとってメリットが伴わない場合にいらない、不便、という声があります。主に料金と乗り換えの問題です。

2024年1月の能登半島地震によって心配されていた北陸新幹線の施設に被害はないということで、春の開業への喜ばしいムードは少し控えめになったものの、新幹線を新たに迎える地域や駅は観光での復興振興の思いも込めて期待に胸を膨らませています。それなのに不要や不便の声があるのですから実際どうなのか確認します。

北陸新幹線 延伸ルート金沢ー敦賀間 実際の口コミ

北陸新幹線 延伸ルートは下記になります。関西からの『サンダーバード』や名古屋からの『しらさぎ』は延伸ルート部分開業により時間短縮でメリットが見られるものの、金沢まで直通であったものが敦賀でいったん乗り換えになります。この状況は乗客側としては歓迎、戸惑い、どちら流れにななっているか路線図やSNSなども確認してみます。

参照:JR西日本 ニュースリリースより

SNSで反応を見てみると延伸いらない、不便。という声の一方、期待している楽しみにしているといった声も同じように見かけられます。

延伸に喜びの反応

周囲の地域や地元の方、旅行を想定されている方は楽しみにしている様子が伝わってきます。

延伸に疑問や戸惑いを感じる声

延伸ルートの路線を利用する回数が多い乗客側からすると疑問や戸惑いの声が見受けられますね。

北陸新幹線の延伸がいらない・不要とされる理由3つ

  1. 敦賀駅での在来線特急との乗り換え、料金ともに問題があるため
  2. 金沢~敦賀間の開業による経済効果が小さいため。
  3. 福井県内の交通インフラが整備されているため、敦賀駅延伸による利便性向上が限定的であるため。

1番はおもに西からの視点です。例えば大阪から金沢が目的地の乗客からすると、延伸になることで従来の動線がスムーズになるのではなく、かえって敦賀駅乗り換えによる不便さが指摘されるところに原因があるようです。大阪ー金沢間はサンダーバードで直通でしたが延伸開業により乗り換えになります。特急「サンダーバード」と「つるぎ」を乗り継ぐとなると最大22分短縮され2時間9分になる利点も同時に成り立ちます。

敦賀駅は3階に新幹線1階に在来線特急のホームがあり移動に時間がかかるんです。時間は短縮されるけどいったん乗り換えるのは手間がかかります。

敦賀駅側も左右へ移動ではなく少しでも動線が少ない上下乗り換え方式や改札、エスカレーターの数を考慮する、など利便性を考えた駅構内づくりをしているね。

引用元:北陸新幹線レポート より

JR西日本想定による乗り換えにかかる時間は「約8分」とのことですが、2024年1月に行われた1000人規模のシュミレーションでは改札口に近いエスカレーターに乗客が集中し実際にかかる乗り換え時間は「約13分」だったそうです。

3階ホームに停車した新幹線から、乗客役が一斉に下車。2階乗り換え改札は19通路あるが、ピーク時は激しく混雑した。改札から最も近い下りエスカレーターに人が集中し、滞留する様子も見られた。ダイヤ上の乗り換え時間は最短8分だが、1階特急ホームにたどり着くのに10分以上かかる人もいた。

 JR西金沢支社の岡久資(ひさもと)副支社長は「想定より少し時間がかかった。改札付近が混雑したので、奥に誘導できるようにしたい」と振り返った。今後は参加者にアンケートを取り「結果を踏まえ、さらなる工夫を加えて開業を迎えたい」と述べた。

引用元:中日新聞 より

よく利用する乗客や子供連れ、高齢者、目の不自由な方にとっては、
混雑の波に紛れることや
②同じフロアでなく違う階の乗り換えは心配事のひとつになるね。

北陸新幹線 延伸開業前と開業後の大阪から金沢までの所要時間と料金は?

開業前はサンダーバード直通で行けました。開業後は敦賀駅でサンダーバードをいったん降車して乗り換えです。

開業前と開業後の状況を確認します。※これらの情報は予定であり変更になる可能性があります。

区間開業前所要時間開業後所要時間開業前料金開業後料金
大阪 – 金沢2時間30分前後2時間9分7,790円9,410円
参照:JR西日本HP

料金は、開業前の特急料金より1,620円高くなっています。これは、開業後の特急料金には、開業前にはなかった「北陸新幹線の延伸に伴う特別急行料金」が含まれているためです。

北陸新幹線 延伸開業前と開業後の東京から敦賀までの所要時間と料金は?

区間所要時間(開業前)所要時間(開業後)料金(開業後)
東京―福井未公表2時間53分1万5820円(指定席)
東京―敦賀未公表3時間8分1万6370円(指定席)
参照:JR西日本およびJR東日本HP ※これらの情報は予定であり、変更される可能性があることにご注意ください。

今後に変更の可能性はありますが北陸新幹線の金沢~敦賀間について、東京から敦賀まで直通する「かがやき」「はくたか」が1日14往復で運行される予定であることを発表しています。それぞれ最速達列車での到達は下記のように短縮されます。
・東京~福井間が2時間51分(36分短縮)
・東京〜敦賀間が3時間8分(50分短縮) 

いらない・不便の指摘は乗り換えの手間とプラス料金増しになる背景から

関西からの北陸新幹線利用して敦賀以北に向かう環境と、反対に関東から延伸先の敦賀まで向かう環境では西からの方が人の往来が盛んであるに関わらず、プラスな面よりマイナスな面がクローズアップされているようです。出発地点からの違いでいらない、不便の口コミがあることがわかります。

北陸新幹線 ルート延伸後の問題点も2つ

北陸新幹線の開業延伸の後にも、いくつかの問題点が指摘されています。

  1. 敦賀以西に横たわる「京都問題」
  2. 並行在来線問題

1.敦賀以西に横たわる「京都問題」と呼ばれる問題があります。これは、敦賀以西の地域での新幹線建設に伴う環境影響評価(アセスメント)の遅れや建設反対運動などが原因で、延伸に向けた条件をクリアする見通しが立っていないことです。2024年1月下旬の段階では、京都市長選挙に置いてもこの敦賀以西のルートに関して等延伸計画が争点になっている程です。

2.また、並行在来線問題も指摘されています。新幹線延伸に合わせてJRから経営分離されて第三セクターが誕生していますが、この並行在来線各社の経営問題が今後の焦点になり、日常生活に関わる地元の皆さんには心配な点のようです。

敦賀における新幹線延伸に対する地域住民の懸念

北陸新幹線が延伸することで敦賀ー福井間の特急の環境が変わりJRから第三セクターへの移行になる事で楽しみを見つける口コミがある一方、時間がかかる事態や存続を心配する声が新たに生まれたことも事実の様です。

新たな地域の活性化やイベントの動きで不要論から認知度向上へ

北陸新幹線 延伸開業にあたり新駅周辺の誘客イベントで振興への高まり

北陸新幹線の延伸により敦賀駅が新たな新幹線開業に向け、福井県は認知度向上や観光誘客を図るための情報発信に取り組んでいます。2024年1月の能登半島地震の後の観光復興とあいまって機運は高まっています。

敦賀駅がある福井県の3月以降の催しもチェックしておきたいですね。

桜の開花の時期に重なり観光客も楽しめそうです。

第39回 ふくい桜まつり2024年3月23日(土)~4月7日(日)福井県福井市内各所
【花・見ごろ】西山公園のつつじ2024年4月下旬~2024年5月中旬 福井県西山公園 最寄り駅:西山公園駅・西鯖江駅
戦国大名朝倉氏武威の煌めき1期「源氏物語と戦国武将」
2024年3月9日(土)~4月14日(日)
 福井市福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館 最寄り駅:一乗谷駅
えちぜん鉄道恐竜列車2024年3月2日(土)〜2024年6月30日(土)福井駅から勝山駅までの区間。福井県立恐竜博物館に向かう列車です。予約は60日前から。予約ページ
参照:ウォーカープラス より

北陸新幹線 延伸ルート乗り換え 敦賀駅

北陸新幹線延伸ルート、乗り換えの要になる敦賀駅の外観も開業を前にお目見えになっています。

引用元:北陸新幹線レポート より
高さ約37メートル幅41メートル
1階:在来線特急ホーム2階:乗り換えコンコース3階:新幹線ホーム
引用元:北陸新幹線レポート より

北陸新幹線 延伸開業によるルートに関する口コミまとめ

北陸新幹線の延伸に関わるルートにいらない?かえって不便?などの口コミは従来、直通で訪問できていた場所へ乗り継ぎや料金の負担が増えたりする事例によるものが大きいことがわかりました。その分時間短縮などの恩恵や新たに新幹線を迎える駅周辺や地域の観光振興も高まっていき、両方の声が常にある中の開業になります。その後の取り組みで嬉しい声が届く割合が増えることを期待したいです。

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