船井電機の倒産により、同社のテレビやレコーダーの保証や修理対応に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
気になって家電をチェックしたら「FUNAI」ブランドの製品が自宅にあった!
今は大丈夫だけど、今後はどうしたらいいのか…わからない。
本記事では、船井電機の倒産となった場合の保証期間中における対応や修理依頼の手順、倒産後の対応について解説します。安心して製品を使い続けるため調べてみました。
船井電機の倒産
2024年10月最後の週末に船井電機が倒産、それに伴い約2000人にものぼる従業員の解雇、などSNSでも話題になっています。
船井電機 現状と経緯
船井電機は2024年10月24日に東京地方裁判所から破産手続き開始の決定を受けました。負債総額は約460億円とも言われ、全従業員の約2000人が解雇される、という事態になっています。
船井電機 経営破綻の主な原因
ユーザー側は寝耳に水だけど、何が原因だったのかざっくり知りたい…
船井電機がこのような衝撃的な経営破綻を迎える結果になった原因は主に次の通りです
- テレビ事業の不振
- 買収し子会社となった脱毛サロン「ミュゼプラチナム」の広告費未払い問題による信用不振
船井電機 今後の流れ
船井電機が破産手続きが開始された後の今後は大まかに次のような流れになりそうです。
- 2024.10.24破産手続き開始の決定
東京地方裁判所が船井電機に対して破産手続き開始の決定を下す
- 10月下旬破産管財人の選定
破産管財人が選任され、船井電機の資産や負債の整理を開始
- 11月中旬債権者集会の開催
債権者に対しての破産手続きの進行状況や今後の見通しを説明
- 11月下旬以降資産の売却
破産管財人が船井電機の資産を売却し、得られた資金を債権者に分配
- 2025年以降債権者への分配
売却資金が債権者に分配され、破産手続きが完了
船井電機の倒産でテレビやレコーダーの製品故障や保証はどうなる?
実際の暮らしの中で船井電機の製品を使用中のユーザーがこのニュースを受けて今後が心配になるのは当然のことです。
たとえ、現在が保証期間内であっても先のことを考えると気になって仕方ないですね。
船井電機の倒産に伴い、テレビやレコーダーなどの製品故障や保証に関する対応については次のような対応が考えられます。
①保証期間中の対応
船井電機の製品には通常、購入日から3年間のメーカー保証が付いている、ということです。保証期間中であれば、保証書の規定に従って無償修理が受けられます。ただし、保証書がない場合や保証期間外の場合は、有償修理となることがありますがこれは船井電機に限らず、どのメーカーでも同様の対応です。
②保証書の重要性
上記の①にあるように無償保証を受ける大前提として保証書の保管は大前提です。保証書が見つからない、手元にない場合はたとえ保証期間内であっても有償での修理になる可能性があるので、不具合や故障になる場合に備えて保証書をわかりやすい場所に大切に保管することが重要です。
普段から保証書をまとめてファイルしておく、など心掛けるとよいです。用途別でもいいし、リビング、キッチンなど場所別にまとめるなどしておくといざという時便利
③倒産後の対応
船井電機の破産手続きは進行中で、今後の対応については決定する破産管財人の指示に従う必要性が出てきます。
ユーザーは最新の情報を確認して必要に応じて対応していかないといけないんですね…難しそう。
船井電機の倒産によって今までのお客様相談窓口やカスタマーセンターはなくなるの?
カスタマーセンターやお客様窓口の運営については、破産管財人の指示に従うことになります。通常、破産手続き中でも一定期間はカスタマーサービスが継続されることが多いです。
急ぎ、故障の修理などを望む場合を除いては、具体的な対応については今後の発表を待つ必要があります。
気になるテレビやレコーダーはまず音声ガイダンスやE-mailで案内があるので確認しておくのもおすすめです。倒産のニュースが出た直後は混線が予想されます。急ぎでない場合は、折を見て確認、がイライラしないもとです。
Emailでの問い合わせ:こちら
- 固定電話からの問い合わせ:0120-055-271(通話料無料)
- 携帯電話からの問い合わせ:0570-008-271(通話料有料)
- 受付時間:9:00〜18:00(年末年始を除く)
- 音声ガイダンス メニュー(ガイダンスによって番号を選択)
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ガイダンスを聞く場合には、事前に下記の準備も必要です。慌てないように下調べしておきましょう。
- 製品型番(取扱説明書または保証書に記載あり)
- 製造番号(保証書や製品背面または底面のラベルに記載)
- 購入日
- 症状(故障または不具合の内容)
現在のカスタマーサービス窓口
【公式】船井電機 HP
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新たに破産による特別な窓口は設けられるのかな?
破産による特別な窓口
破産手続きに関する特別な窓口が設けられる場合、その連絡先は破産管財人からの公式発表で通知されることが一般的です。最新の情報は船井電機の公式サイトや関連ニュースを確認することをお勧めします。
参考になる情報や最新の連絡先については、以下のリンクから確認できます。
- 【公式】船井電機ウェブサイト 問い合わせ
船井電機ではなくて、店舗に連絡したい場合は?
店舗へ連絡・問い合わせをしたい場合には?
店舗への問い合わせについては、ヤマダデンキの公式サイトにて受け付けています。
え、なんでヤマダデンキ??
船井電機とヤマダデンキは業務提携関係にあるのです。
2017年に船井電機とヤマダデンキは提携を結び、船井ブランドのテレビやレコーダーをヤマダ電機の店舗で販売してきたのです。この提携により、船井電機の製品に関するアフターサービスやサポートもヤマダデンキが対応することになっています。
まずは、ヤマダデンキも通販サイトにおいて船井電機商品の取り扱い休止などの対応をとってはいますが
船井電機の破産手続き開始後も、ヤマダデンキは「販売店として責任をもって対応する」と声明を発表しており、FUNAIブランドの製品に関する相談はヤマダ電機の公式サイトで受け付けているのです。
まとめ
船井電機の倒産により、製品の保証や修理対応に不安を感じる方も多いかと思いますが、ヤマダ電機が引き続きサポートを行っていく声明を出しており、安心の道筋はまず見えているようです。今後も最新情報を確認し、安心して手持ちの製品を愛用していけたらユーザーとしてはありがたいことです。使用何か問題があれば、早めに相談することをお勧めします。