国民的グループの嵐が、年明けの活動終了を前に、大みそかの「NHK紅白歌合戦」への出場しないらしい——そんなニュースが飛び込んできました。
国民的グループの嵐が、年明けの活動終了を前に、 大みそかの「NHK紅白歌合戦」への出場を見送るというニュースが飛び込んできました。
ファンの中には「活動再開ステージは紅白で!」と期待していた人も。
ご存知の通り、2020年の活動休止前は紅白がラストでした。 だからこそ、「今回のスタートはなぜ違うの?」と多くの人が疑問に感じています。
その背景には、リーダー・大野智さんのコンディションだけではない、 グループの強い決意が隠されています。
嵐はなぜ、「紅白歌合戦」出場よりも優先したい「ツアー」にこだわったのでしょうか?
この記事では、紅白辞退の決定に至った メンバー5人の複合的な理由を徹底的に解説します。
【紅白辞退の真相】大野智のコンディションとラストツアー戦略
嵐が紅白歌合戦へのオファーを辞退した最大の要因は、活動再開にあたってグループが直面している「ブランク」と「コンディション」の問題です。
①リーダー大野智の「万全の復帰」に向けた準備期間
グループ活動の再開にあたり、リーダーである大野智さんはキーパーソンでした。2020年末の活動休止以降、約4年半にわたり表立った芸能活動を休止しており、実質的な休養期間が続いていました。
今年11月3日のデビュー記念日にはファンクラブ会員向けの生配信を実施。個人としても約4年半にわたり活動を休止していたリーダー、大野は「精神のリハビリ中なので、体力作りはまだ」と状態を明かしていた。
引用元:Yahoo!ニュース
上記の内容から現在はツアー再開にあたっての大野智さんの現状は次のようなことが言えそうです。
2025年11月のファン向け生配信で、大野さん自身が現在の状態について「精神のリハビリ中なんです」と告白しています。
また、「体力作りはまだ」と正直に明かしており、関係者からも「紅白を最初のステージにするのはハードルが高い」と判断されたことが報じられています。
これは、一般の生活からトップアイドルのリズムに戻るためのモチベーションや心身の調整期間を意味すると見られます。
大野智さんは何をして過ごしていた?
大野智さんは、2020年末から2025年春までの間、表立った芸能活動はしていませんでしたが、活動していなかったわけではありません✨

最近では沖縄・宮古島に滞在している、と報道されたことも。
彼は芸能界から距離を置きつつも、プライベートやアート活動、釣りや料理など趣味に力を入れており、ファンクラブ会報や直筆メッセージなどでファンとのつながりを大切にしていました。

2020年末の嵐活動休止後は、テレビ・映画・音楽など表立った芸能活動から離れた状態が続き、「事実上の休業」として扱われてきた節はあります…
大野さんのアート活動の大きな区切りとなったのが、2020年に六本木ヒルズ展望台で開かれた個展「FREESTYLE 2020 大野智 作品展」。
200点を超えるボリュームで長年の創作活動が一挙に展示されて以降は目立って大きな個展は実施されていませんが、活動再開を機にもし創作活動を続けていたなら今後、また作品を目にする機会も期待できそうです!
② 目標は「ラストツアー」の成功に絞られた戦略
辞退のもう一つの理由は、グループが活動再開のゴールを「ファンとの直接的な交流」に絞っていることです。
嵐は解散発表の動画で、活動終了までに「もう一度集まって、嵐としてのコンサートを行い、コロナによって叶えられなかった、ファンの皆さんに“直接感謝を伝える”」ことを目標とすると語っています。
紅白は「国民の祭典」のようなものですが、ラストツアー(2026年3月〜5月)はファンクラブ会員300万人以上を抱えるコアファンに向けた、最優先の感謝の場です。
関係者は、「ツアーに向けた準備が整えば、来年は歌番組に出演する機会もあるのではないか」と見ており、万全の状態でツアーに臨むことが、年末の紅白出場よりも重要視された、戦略的な選択だったと言えます。
2020年と対比!嵐が「紅白」を選ばなかった理由

嵐は、2020年末の活動休止前、紅白歌合戦が「ラストステージ」だったとしたら紅白で「再開スタート」するかと思った。
にもかかわらず、今回は再開スタートの場として紅白に出場しないのはなぜでしょうか。
最大の理由は、リーダー大野智さんのコンディションとグループの状況が全く違う点にあります。
活動休止後、大野さんは約4年半にわたり、芸能界の表舞台から離れ、「普通の暮らし」を大切にしていました。今回の活動再開は、その生活から一転し、トップアイドルとしての活動に戻ることを意味します。そのため、グループは大野さんが最高のコンディションで臨める環境を最優先しました。
| 比較項目 | 2020年 活動休止前(紅白出場) | 2025年 活動終了前(紅白辞退) |
| 大野さんの状態 | 継続的に芸能活動中、コンディションは安定していた。 | 約4年半の「普通の暮らし」を経て、現在、活動再開への心構えを調整中。 |
| 活動の目標 | 「休止」に入る前の区切りとして、国民への挨拶を優先。 | 「終了」前の集大成として、ファンへの直接感謝(ラストツアー)を最優先。 |
| ステージの位置づけ | 連続活動の最終到達点、最後の全力パフォーマンス。 | 4年半のブランクを経ての「最初」のステージ。ツアーへ向けた準備期間を確保。 |
グループは、「紅白歌合戦」出場をファンとの再会の場にするよりも、万全の状態で「ファンとの約束」を果たすための準備期間を選んだと言えます。
「ブランクだけではない」裏付け:多忙な他メンバーの年末年始
紅白辞退の理由が「大野さんのブランクだけではない」という点については、他の4人のメンバーの年末年始の多忙さが裏付けています。
大野さんが復帰に向けての準備を進める一方で、櫻井翔さん、相葉雅紀さん、二宮和也さん、松本潤さんは、個人の仕事で多忙を極めています。
二宮和也さん:年始にはフジテレビ『クイズ$ミリオネア』の2代目司会を務める新春特番が決定しています。また、個人事務所を設立し、来年にはTBS日曜劇場『VIVANT』続編など俳優業も活発です。
櫻井翔さん:有吉THE夜会SP (12/18/TBS系)フジテレビ『櫻井翔の一覧ファクトリー』でMCを務め、年始にも『バナナマンのせっかくグルメ!!』(新春1/4放送)に出演するなど、キャスター・タレントとして休みなく活動しています。
相葉雅紀さん:『FNS歌謡祭』MCや年始の『BABA抜き最弱王決定戦』に出演。相葉マナブ 2時間SP (12/14/テレビ朝日系)相葉ヒロミのお困りですカー?SP (12/18/テレビ朝日系)「ダーウィンが来た!」の年末特番「奇跡!逆転!仰天!“絶滅”からの復活劇スペシャル」(12/21/NHK)など多数。
松本潤さん:TBS夏ドラマ『19番目のカルテ』以降、直近は12月5日女優・前田愛さんのInstagramに登場し、彼女の息子と背比べする姿が話題になっています。演出家としての手腕が買われ、多方面でプロデュースワーク、4月のSnow Man新国立競技場ライブの監修などを担当。
このように、他の4人が個人の仕事で年末年始も多忙なスケジュールを抱えているため、グループとして紅白に出るために必要なリハーサルや準備の時間を確保することが、物理的にも困難だったと推測されます。
まとめ:ファンとの約束「ラストツアー」への強いこだわり
嵐の紅白には出場しないという内容は、ファンにとって残念なニュースとなりましたが、これはグループが「どこに活動の焦点を置くか」を戦略的に決断した結果と言えます。
辞退の複合的な理由は以下の3点に集約されます。
- 大野智さんのコンディション:復帰後の大舞台は、リハビリ中のコンディションを考慮し避けるべきと判断された。
- グループのブランク:約4年半のブランクを経て、紅白という生放送で最高のパフォーマンスをするには万全ではなかった可能性。
- ラストツアー最優先の戦略:国民への挨拶よりも、ファンとの「直接感謝を伝える」という活動の最終目標(ラストツアー)を優先し、その準備に時間を使うことを選択した。
ファンの願いが成就し、5人の嵐が歌い踊る姿が見られるのは、年が明けてラストツアーが始まる2026年3月以降になりそうです。
