北摂(ほくせつ)エリアといえば、大阪の中でも特に上品で洗練された地域として見聞きすることがよくあります。大阪に住んでいる人は耳にしたことはありませんか?実際、北摂エリアに住んでいる人と話してみてそう思うのでしょうか?
上品って言われると嬉しいけど、プライドが高いだと少し敬遠されてる気がする。
北摂ならではの独特な「あるある」があるのかな?
そこで、この記事では北摂の「あるある」を調査し、そのイメージや特徴を明らかにします。上品でプライドが高いと言われる北摂の真実に迫ることで、あなたもきっと北摂の魅力に引き込まれることになるかもしれません。
さあ、一緒に北摂のあるあるや地域の特徴を探ってみましょう!
北摂のあるある17選!
北摂(北大阪)の「あるある」を言動とその理由をまとめてみました。
言動 | 理由 |
---|---|
①「もみじの天ぷらを疑問に思わない」 | 箕面の滝は地元の観光名所として有名です。山道にあるお土産屋さんは本当に紅葉の葉を揚げています。でも大丈夫。生じゃなくて塩漬けです。 |
②「梅田より南にいかない」 | 反対にミナミの人は心斎橋までで事足りる様子 |
③「阪急電車をよく利用する」 | 北摂地域には阪急電鉄の路線が多く、通勤や通学に便利です。北大阪急行やJRも実は充実。高槻市民はJRと阪急を目的別に使い分ける傾向 |
④「B’zの松本さんは豊中の宝」 | 他の北摂民は意外に知らない可能性あり。 |
⑤「万博記念公園でピクニック」 | 万博記念公園は広大な敷地を持ち、家族連れや友人同士でのピクニックに人気。四季折々で楽しめる。帰りはららぽーとが鉄板ルート |
⑥「うどんギョーザは高槻の名物」 | 2023年の名人戦で藤井聡太竜王食す。B級グルメとして全国区を目指す |
⑦「出身中学を『なん中?』と聞く」 | 豊中市と箕面市は数字の中学校名が多い。これはむしろ珍しい。通常は『どこの中学?』が多いはず。 |
⑧「箕面ビールが置いてある」 | 箕面市には地元のクラフトビール「箕面ビール」があり、北摂の飲食店ではよく見かける。 |
⑨「北摂の学校はレベルが高い」 | 北摂地域には教育水準の高い学校、教育熱心な家庭が多い、というイメージ。実際にその傾向 |
⑩「車での移動が多い」 | アクセス便利な割に休日は車を手段にする人、多数。 |
⑪「服部緑地でBBQ」 | 豊中市の服部緑地は広大な公園で、バーベキューエリアがあり、家族や友人と楽しむのに最適。 |
⑫「彩都をちゃんと読めない説」 | 彩都は「さいと」です。「あやと」ではありません。新しい住宅地として住みやすい環境が整っている場所。 |
⑬国道を独特の読み方で呼ぶ | 国道「171号線はイナイチ」「176号線はイナロク」「423号線はヨンニイサンorしんみ」 |
⑭「ミスド1号店は箕面」 | 箕面市民のプライド。でも本社(ダスキン)は吹田市の不思議 |
⑮茨木と茨城を間違えるとイラっとされる | どちらも「いばらき」が正式名なのでややこしい |
⑯吹田のガンバ大阪サポーターとセレッソのサポーター試合内容以外でもめがち | 「大阪」「大阪じゃなくて北摂」、と試合と異なるステージで熱くなります |
⑰スーパー玉出に行ったことがない | 大阪ではなじみ深いスーパー玉出は北摂に店舗の出店がありません… |
北摂の地域はどこ?
北摂エリアはここからここまで、と決められている地域ではありません。暮らしの中で「あの辺りは北摂」という感覚を持っている人それぞれの認識があるエリアでもあります。大きく分けると2つの仕分けが存在することがわかります。
不動産のジャンルでエリアを探す場合、兵庫県の自治体は「北摂」というより「阪神間」という表現に当てはまる地域になる可能性があります。
北摂に住んでいる人は上品?プライドが高い?
このイメージはどこから来るのでしょう。いろんな要因が挙げられますが、考えられるものをかんたんにあげてみます。
①「キタ」「ミナミ」が一緒にされることに抵抗を感じる
まずは北摂に住んでいる人自身が大阪府としてひとくくりにされるのに抵抗するパターン。
同じ大阪に住んでるのに、この発言に違和感を感じる人は「プライド高い」って思ってしまう傾向になりますね。
激オコになっちゃう人も。
「大阪」といわれても否定しない!「そう!北の方」と肯定してから答えてみる、と印象変わるかなぁ♪
②標準語が違和感のない地域
「キタ」と「ミナミ」では言葉使いも異なることを認識している大阪人は多いです。
北摂は地元民より転勤族など他の地域から移り住んでいる人が目立つので標準語をしゃべる人、多数。
いろんな場所から集まった時はそれぞれの方言より、標準語の方がまとまって、むしろ馴染みやすい!
「プライド高い」「気取ってる」わけでもないんです。コミュニティーに溶け込みやすいから、と言えます。
もともと大阪vs東京、の構図が根深い背景もありそう。標準語を話していると「気取っている」と思われがちなのかも。
会話に「擬音」をつけて、あえてメリハリのある話し方をしてくれる大阪人に対して、標準語は一定でスマートな抑揚。「上品」なイメージを持つ人がいてもおかしくない。
③「おしゃれ」の形容詞がついて紹介されやすい
おしゃれ、なショップや場所は冷静に考えるとどこにでもあるんだけど。
北摂で使われる「おしゃれ」は「北摂は治安が良い」「緑や公園が多い」「閑静な住宅街」という複数の背景があるため、ほかの大阪の「おしゃれ」な地域と一味違うイメージを持たれている可能性があります。
このあたりからも「上品」という言葉が北摂を表すときに使われているのでしょう。
まとめ
大阪府の北部に位置する「北摂」エリアでのあるあるを調べてみました。
北摂エリアに住む人は上品?プライドが高い?というほかの地域に住む大阪人からのイメージは下記の理由からも起因がありることがわかりました。
一緒にされることに抵抗を感じたり、会話で否定をはさむと「プライドが高い」と思われる可能性はあります。ただ、標準語で話すことはかえって無理に関西弁をしゃべって違和感を与えるより、周囲のコミュニティーに溶け込むことを努力している裏返しとも言えます。
住んでみないと北摂独特の思考や行動は見えてこないものはあるはずです。敬遠するより文化の一つとして見てみると受け入れやすいお土地柄かもしれません。公園やお出かけスポットも多い地域、ぜひ訪ねて溶け込んでみてください。